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イギリス 新生児7人殺害事件 看護師に終身刑
イギリスの病院に勤務していた看護師が新生児7人を相次いで殺害したなどとして「現代のイギリスで最悪の児童連続殺人」と報じられている事件で、裁判所は看護師に終身刑を言い渡しました。
イギリス中部チェスターの病院に看護師として勤務していたルーシー・レットビー被告(33)は、2015年から1年あまりの間に新生児に空気を注射したり、インシュリンを投与したりして7人を殺害したほか、6人を殺害しようとしたとして18日、地元の裁判所から有罪の評決を受けました。
21日の量刑の言い渡しにレットビー被告は出廷を拒否し姿を見せませんでしたが、裁判官は「最も小さく弱い子どもたちを狙った、残酷で計算された連続殺人だ」と非難し、終身刑を言い渡しました。
地元メディアは、イギリスで最も重い終身刑を女性が言い渡されたのは4例目だと伝えています。
裁判でレットビー被告は無罪を主張していましたが、検察は新生児たちの容体が悪化したときいずれも勤務していたのは被告だけだったと指摘し、自宅から押収された「私は悪だ、私がやった」などと書かれたメモも犯行を裏付ける証拠だとしていました。
捜査当局は、被告が以前勤めていた、ほかの2つの病院でも犯行に及んでいた疑いがあると見て調べているほか、イギリス政府も真相究明と再発防止に向けた独立調査に乗り出しています。
地元メディアは、イギリスで最も重い終身刑を女性が言い渡されたのは4例目だと伝えています。
裁判でレットビー被告は無罪を主張していましたが、検察は新生児たちの容体が悪化したときいずれも勤務していたのは被告だけだったと指摘し、自宅から押収された「私は悪だ、私がやった」などと書かれたメモも犯行を裏付ける証拠だとしていました。
捜査当局は、被告が以前勤めていた、ほかの2つの病院でも犯行に及んでいた疑いがあると見て調べているほか、イギリス政府も真相究明と再発防止に向けた独立調査に乗り出しています。
(2023.8.22.NHK)
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「乳児7人殺害」の英国「悪魔」看護師…不審死さらに30人
乳児7人を殺害したほか6人を殺害しようとした容疑で有罪判決を受けた英国の看護師が、より多くの乳児を死亡させたり虐待したりした疑いがあると、英日刊ガーディアンが20日(現地時間)報じた。
報道によると、現地警察は元看護師ルーシー・レットビー被告(33)は過去に勤務したイングランド北西部の病院2カ所で、これまで確認されている事件のほかにも数十人の乳児を殺害または虐待した疑いがあるとみている。 特に警察の捜査に詳しい情報筋はチェスター伯爵夫人病院で「不審」事件があった乳児およそ30人が確認されたという。これに先立ち裁判所は乳児7人を殺害し、6人の殺害しようとした容疑で起訴されたレットビー被告に先週、有罪判決を言い渡した。
レットビー被告は2015年6月から2016年6月までの間、チェスター伯爵夫人病院の新生児室で体内に空気を注入したり牛乳を強制的に飲ませたりし、男児5人、女児2人を殺害した。
警察は追加の被害を確認するため、新生児専門医など専門家に対し、2012年から2015年までチェスター伯爵夫人病院とリバプール女性病院で生まれた新生児およそ4000人の医療記録を調べてほしいと要請した。
その結果、レットビー被告が勤務した時期にチェスター伯爵夫人病院で乳児殺害が疑われる事例が少なくとも30件把握された。 捜査は現在も進行中だ。
専門家らは、乳児のうち原因不明で健康が悪化した事例が発見されればこれを警察に報告している。警察は病院と協業して乳児の健康悪化に妥当な理由があるかどうかを調べた後、危害を加えた状況があれば医療専門家に該当事例をより詳細に調べさせていると、ガーディアンは伝えた。
警察は「レットビー被告の勤務期間に(警察が)見逃した事件がないよう医学的な観点ですべての入院事例を徹底的に検討する」とし「医学的に問題があると疑われる事例だけを追加で調べる」と話した。
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赤ちゃん攻撃して見つかると「信じてください」…
新生児7人殺した英国の看護士
英国で新生児7人を殺害して6人の殺害を試みた新生児病棟の看護士が10カ月間の裁判の末に有罪を認められた。犯行を隠し否認したこの看護士は英国史上最悪の児童連続殺人犯に転落した。 ロイター通信とBBCなど英国メディアが18日に伝えたところによると、リバプール近郊の病院で働いていたルーシー・レットビー被告(33)は2015~2016年に病院の新生児室で働いている間に男児5人、女児2人を殺害した容疑を受けている。レットビー被告は主に夜間勤務中に赤ちゃんにわざと空気を注射したり強制的に牛乳を飲ませ、2人にはインスリンを注射して中毒にさせた。
レットビー被告が殺害しようとした赤ちゃんの中には双子もいた。双子2人を殺害したこともあり、双子の1人を殺害し、翌日にもう1人を殺そうとしたが失敗したこともあった。生き残った双子のうち1人の両親はBBCに「現在7歳の子どもが深刻な学習障害を持つようになった」と話した。双子の赤ちゃんを攻撃する姿を母親に見つかると「私を信じてください。私は看護士です」と話したこともあった。 レットビー被告は未熟児を犯行対象としたりもし、最も幼い被害者は生後1日の赤ちゃんだった。4回の試みの末に殺害した赤ちゃんもいた。 このほかレットビー被告の殺人未遂2件は無罪判決を受けた。また、陪審員団は別の6件の犯行未遂に対しても合意判決を下すことができなかった。 現地検察はレットビー被告が2018年に逮捕された後に自宅で見つかった自筆メモを証拠にあげた。レットビー被告はメモに「私は悪だ。私がやった」と書いていた。また「私に世話をする能力がなくわざと殺した。私は邪悪な人」という内容もあった。
レットビー被告の犯行は新生児病棟で理由を説明できない死亡が相次いで発生したことに対し医師らが疑問を持ち明らかになった。その後の調査で医師らは医学的な理由を見つけられず警察が介入した。ニック・ジョンソン検事は「レットビー被告は最も弱い赤ちゃんを世話するほど信頼を受けており、同僚らは殺人者がいるということをわからなかった。彼女は最善を尽くして犯行を隠した」と話した。 レットビー被告は裁判で赤ちゃんを傷つけたことはないと泣きながら犯行を否認した。むしろ病院の衛生的でない環境とスタッフの能力水準に問題があると主張した。 「私は悪だ」というメモを書いたのは、医師が新生児死亡の責任をレットビー被告にかぶせようとし、これに負担を感じたためだとした。しかし検察は彼女が陳述を変え続けており、冷静で残忍な性向を持っていると指摘した。 捜査を担当した警察は、彼女の生活から特別な犯行動機は見つからなかったと明らかにした。ただ自宅で被害児童関連書類と医療記録を発見した。 レットビー被告のソーシャルメディアには笑って社交生活をしたり、赤ちゃんを抱いている姿が投稿されていた。彼女は殺害された赤ちゃんの両親と家族のソーシャルメディアアカウントを検索していた。 裁判過程でレットビー被告が同僚に送ったショートメッセージは重要な証拠となった。レットビー被告は犯行に及んだ12カ月間に、赤ちゃんが死んだ直後に同僚とのチャットで慰労を受けた。メッセージには彼女が新生児治療室での追加勤務を志願したという内容もある。
警察は追加犯行を確認するためレットビー被告が看護士として勤務した期間をすべて確認している。彼女が訓練を受けたリバプールの別の病院などでは死亡事件は確認されていない状態だ。 政府はこれと別に今回の犯行と関連した独立的な調査を指示した。この病院の新生児室の別の医師は2015年10月に初めて問題を提起したが、病院が警告を無視し、警察に通報する際ももたついていたとBBCに暴露したりもした。 レットビー被告に対する宣告は21日に行われる予定だ。ロイターはレットビー被告に終身刑が下されるものと予想した。
(born 4 January 1990)
is a British serial killer and former neonatal nurse who attacked at least thirteen infants in her care between 2015 and 2016, killing seven of them.
Lucy Letby: the full story of the serial killer nurse
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