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但馬に吹くみどりの風 粟鹿山の麓に舞うオオムラサキ    

地球規模で自然と人間が共生できる社会を理想とし、全世界でその実現を追い求める多様な活動の情報を発信していく。

エノキの活性化

2016-10-31 18:05:49 | オオムラサキの飼育活動

マサ土購入
10月24日(月) 午後、地元のマサ土販売業者から軽トラ一杯分のマサ土を購入し、苗床前とケージ横に運ぶ。後日、苗床に腐植土とマサ土を入れる。またケージの中の3本のエノキの底上げ(深植えを浅植えに治す)に利用。

 エノキの植え直し
10月27日(木)幼虫がまだ葉っぱの上に居る。葉っぱの黄葉は大いに進み、完全落葉も目の前だ。今がその時と、エノキの植え直しに取りかかった。掘り上げてひげ根を切り、腐植土とマサ土を入れて穴を埋め、その上に根っこを乗せ、マサ土で覆って固定した。 盛り土の高さは15㌢~20㌢。来年の春が楽しみ。


幼虫のエサとしてのエノキの葉

2016-10-28 21:22:53 | オオムラサキの飼育活動

 

 オオムラサキの飼育も難しいが、エノキの生育管理も思うようにいかない。やわらかそうな大きな葉が沢山着いて欲しいが、あるものは6月頃から葉の表が黒く煤ける煤病にとりつかれる。あるものは、葉の着き方が少ない。また他のものは、葉がチジレ気味でひとまわり小さい。
 煤病は、サナギになる頃から増えるので、実害は大したことは無さそうですが、8月に孵化した幼虫にはありがたくないエサだろう。それでもそれを食べて、今も生きてくれているのでありがたいのですが、なんとかしてやりたいのです。
 10月17日、友人の庭師に来てもらい見てもらいました。土質は砂ばかりなので粘土質の土、有機堆肥を補充する。植え方が深植えになっている、一度掘り上げ、足りない土と堆肥をを補充して土まんじゅうのような形に植え直す。保水力を高め、株からでる根が下向きに伸びていくようにする。根と土とを密着させ隙間、空洞を作らないようにする。煤病は、とにかく風通しを良くすること。鉢植えのものは時々ケージの外に出してやる。網の目を少し大きくする。
 植え直しについては納得いく指摘でしたので月末か来月初めに手直しに取り組みたい。


ただ今、32匹

2016-10-28 20:30:20 | オオムラサキの飼育活動

10月21日(金) 地植えの3本のエノキに8,10,10,鉢植えのエノキに3,0,1匹と,計32匹の幼虫を数える。葉っぱは9割方落ちて、残った葉の先端部に、いつものようにいつものの幼虫がいつものの姿でじーっと止まっている。幼虫は夜行性だそうだ。数を確認するには、今の時期が最適。葉が少ないから見つけやすい。かじられた葉がある付近にはだいたい居る。煤病の葉っぱにも8匹も居た。おいしそうに見えない葉っぱだが、我慢して食べているのだろうか。


園児が2回目の幼虫観察

2016-10-28 20:20:57 | オオムラサキの飼育活動


10月21日(金)午前10時半、あわが保育園の年長組の園児8人が保育士さんに連れられて、今年2回目の幼虫観察に来てくれました(1回目は6月下旬)。背の低い子は、丸太の踏み台に乗って見つけてくれました。園児の中にはアマガエルや毛虫の卵も見つけ、大騒ぎしていました。
(ガイド役・松原)


御神木としてのエノキ

2016-10-23 22:16:56 | 気になること

 三谷神社の森がエノキの繁茂地になっていることは先にふれた。ところで京都の下鴨神社には参道沿いにエノキの巨木がズラリと並んでいる。神社とエノキの結びつきはどこから来ているのだろうか。
 9月30日、天草の本渡市(今の天草市)に行ったときのことである。島原の乱の激戦地のそばに八坂神社があると聞いたので,お参りした。社殿は海岸段丘の上にあり、そこに行く石段の上がり口に、立て札が立っていた。読むと「南蛮エノキ」という見出しで、境内にあった幹周り3.7㍍、樹高20㍍、樹齢300有余年のエノキの御神木が、20年前に朽ちて危険な状況となり伐倒されたとある。断崖斜面の中腹には切り株がまだ残っていた。
 南蛮から持ち込まれたエノキという意味でそう呼ばれていたのかどうかは、さておき、ここでも神木扱いとされたのはどういうことでそうなったのだろうか。