今年の飼育活動は異変続きだ。エノキの枝と葉がイマイチ生育が芳しくない。葉を食べ尽くした幼虫が、サナギ化を目前に数日間で半数が行方不明となる。羽化したものの、外敵に刺されてか数日間で死体となる。それが続けて起きる、等々。
不思議なことに、飼育活動に取り組んでいる所では、似たような問題に直面している。職場の丹波の森公苑ではケージの中のエノキの葉の成長が悪く、幼虫が十分に育たず、明日の放蝶会の数を確保するのに、大変な苦労をしている。ところが並木道のエノキは突然変異が起きたかのように、これまでとはうって変わってふさふさとした美味しそうな葉をいっぱい付けているのである。あまりにも極端な変わりように、謎が深まるばかりです。20年前に植樹された木です。ここに来て花が開いた感じです。
いまケージの中では、2週間前に羽化したオスと、1週間前に羽化したメスの2頭のみです。産卵の形跡はまだ無し。気長に待つのみです。