但馬に吹くみどりの風 粟鹿山の麓に舞うオオムラサキ    

地球規模で自然と人間が共生できる社会を理想とし、全世界でその実現を追い求める多様な活動の情報を発信していく。

飼育活動に異変あり

2017-06-30 21:14:44 | オオムラサキの飼育活動

 今年の飼育活動は異変続きだ。エノキの枝と葉がイマイチ生育が芳しくない。葉を食べ尽くした幼虫が、サナギ化を目前に数日間で半数が行方不明となる。羽化したものの、外敵に刺されてか数日間で死体となる。それが続けて起きる、等々。

 不思議なことに、飼育活動に取り組んでいる所では、似たような問題に直面している。職場の丹波の森公苑ではケージの中のエノキの葉の成長が悪く、幼虫が十分に育たず、明日の放蝶会の数を確保するのに、大変な苦労をしている。ところが並木道のエノキは突然変異が起きたかのように、これまでとはうって変わってふさふさとした美味しそうな葉をいっぱい付けているのである。あまりにも極端な変わりように、謎が深まるばかりです。20年前に植樹された木です。ここに来て花が開いた感じです。

 いまケージの中では、2週間前に羽化したオスと、1週間前に羽化したメスの2頭のみです。産卵の形跡はまだ無し。気長に待つのみです。


オスの成虫が死んでしまった

2017-06-19 20:27:51 | オオムラサキの飼育活動

昨日夕方、仕事からの帰りがけにオオムラサキのケージに寄った。ケージの中の北西隅に羽を広げたオスの成虫を見つけた。残ったサナギの数から逆算して、すでにいち早く羽化した2頭のオスのなかの1頭だ。鮮やかな青紫色の羽。これは拾いもの。シャッターチャンス到来とばかり、近づいて、デジカメを取り出し、シャッターを切った。

それでも全く動かないので、近づいて改めてよ~く見てみると、羽の付け根辺りを、アリンコが忙しそうに動き回っている。 すでに死んでいたのです。蜂のような虫に刺されたのかも

知れない。地面に落下したサナギも、指で突っついても動かなくなった。今年は、理解出来ないことが次から次へ起こり、飼育活動の奥の深さを改めて思い知らされた。


自宅前の用水路沿いにホタル数匹

2017-06-18 21:49:28 | 日記

夜8時半、下の粟鹿神社のそばを流れる粟鹿川の川沿いを上流に向かってホタル狩りに歩いた。ムジカノートというジャズ喫茶

あたりで乱舞に近い。と言っても、10匹程度しかいない。昔はその何倍もの数のホタルが舞っていたいたに違いない。家路を急ぎ

我が家にたどり着くと、2匹のホテルが出迎えてくれた。


羽化 オスが先行

2017-06-16 22:43:07 | オオムラサキの飼育活動

今朝方、サナギの2個目が羽化。やはりオスであった。一般的に、オスがサキに羽化し、メスが羽化してくるのを待つ

と聞いていたが、その通りだ。幼虫の段階で、オスになる幼虫はサナギになるのが早いのだろうか。エノキの支柱に使っ

た金串にぶら下がっていたサナギがとうとう地面に落ちてしまった。触ると尻尾を振るように反応していたが、やがて

なんの反応も示さなくなった。羽化してくれることを祈る。これで残ったサナギは2ことなった。それにしても6匹の消えた

幼虫はどこで何をしているのだろうか。


やっと羽化

2017-06-13 23:02:23 | オオムラサキの飼育活動

5月23日頃にサナギになったものが、6月13日早朝、やっと羽化した。3週間近くかかった。

朝8時前、ケージを覗いてみると、サナギの皮が破れ、そのそばの葉っぱに羽を閉じた姿でぶら下がっていた。

早速、あらかじめ作ってあった人工樹液を小皿に注いでやった。

夕方、仕事の帰りがけにケージを覗いてみると、ケージの西北隅のネットに羽を閉じて姿でぶら下がっていた。

捕まえて、下に降ろして羽を広げさせてみると、どうもオスのようだ。