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但馬に吹くみどりの風 粟鹿山の麓に舞うオオムラサキ    

地球規模で自然と人間が共生できる社会を理想とし、全世界でその実現を追い求める多様な活動の情報を発信していく。

鉢植えエノキに渡り終える

2020-05-05 21:38:16 | オオムラサキの飼育活動

前回記事に誤植がありました。エノキのAはエノキのBの誤りでした。訂正してお詫びします。

ほとんどがわずか2日間の間に、移動を終え、しかも脱皮を終えて、緑色の肌に変身していました。Bのエノキでは生き残れない、今がラストチャンスと判断し、別の木に移動する。この動物的本能は素晴らしい。残された問題は、昨年まで順調に葉を付けていたエノキBが、どうして枯死寸前の状況に陥ったかである。丹波の森公苑のエノキも3年前までは、似たような樹勢であった。ところがその時点を境に、息を吹き返したように、葉の数、大きさ、艶といい、一変した。地上の温暖化のためなのか、地下の根の突然変異のためなのか、調査研究課題である。


幼虫がやっと動いた

2020-05-04 21:43:17 | メディアの紹介・批評

昨日、ケージ周辺の第1回環境整備活動を終えた後、皆で幼虫観察を行った。早速、問題のAのエノキに誘った。そこでは4月初めに樹昇りを済ませた15匹の幼虫が、Aエノキの芽生えをジッと待ち続けていた。1週間前、2~3個の緑色の膨らみがやっと確認できたほどのひどい状況で、枯れることも想定して、鉢植えエノキを3鉢、Aエノキに枝が接するように置いてやっていた。エサが沢山あるエノキに移動してくれるようにとの願いを込めて。作戦は成功した。数匹の幼虫が鉢植えの木で見つかった。そのうちの1匹は、枝の先端部分の葉の上にチョコンと正座していた(写真下

)。これで一安心だ。しかし3鉢のエノキで15匹の食欲を満たすのはとても無理だ。ごく近い将来、2回目の大移動が必要になる。