7月9日の9時過ぎ、お隣の丹波市から、市島の「鴨庄オオムラサキ飼育の会」の人達4人が、飼育活動の交流を求めて当地に来られた。ケージの中に入り、オオムラサキにご挨拶をいただいた後、粟鹿自治協の喫茶バンビで、コーヒーを飲みながら歓談した。山東町には飼育活動の遙か前から、オオムラサキの採集と標本づくりを手がけておられた波多野哲哉さんという方がおられ、交流会にお呼びしていた。波多野さんからは昆虫少年から今日に至る苦労話を話して頂いた。その中でオオムラサキとの出会いは6月末から7月初めが多かったこと、5㍍の竿網で捕獲したこと、生野が昆虫採集のメッカだったなどの話は、始めて耳にした。話しあいは、オオムラサキの飛び交う里山づくりに及び、いかに元気なエノキを育てるか、そしていかに樹液を出すクヌギなどの雑木林をつくるかが大事だとなり、この仕事は子や孫の時代までかかるとの思いで、参加者の心は一つに結ばれていた。このあと、雑木林づくりの現場、フジツルの巻き付いたエノキの大木にご案内し、交流を終えた。
交流会に先立ち、ケージの中の草を取り、周りの清掃をしていたら、人工樹液の皿が置いてある場所にカブト虫とエノキを食樹とするヒオドシチョウが寄ってきていた。
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