但馬に吹くみどりの風 粟鹿山の麓に舞うオオムラサキ    

地球規模で自然と人間が共生できる社会を理想とし、全世界でその実現を追い求める多様な活動の情報を発信していく。

一週間後にはメスも死ぬ

2020-07-21 18:16:10 | オオムラサキの飼育活動

今年のメスは短命だった。どれも大きく健康そうだったのに、意外だ。卵をどれくらい産んでくれただろうか。梅雨空がまだ4~5日は続きそう。エノキの葉はどの木も正常に付いており、産卵環境は申し分ない。晴れた日にはオスメスが楽しそうに乱舞し、追っ駆けっこもあり、長時間の交尾も見られていたから大丈夫と踏んでいるのだが・・・

屋外の地植えのエノキに多数の幼虫、毛虫が着いている。刺されるとすごい痛みが走る。何という虫かをご存じの方が居られましたら教えて下さい。


短命のオス

2020-07-13 21:38:16 | オオムラサキの飼育活動

オスのはかなきこと、この上なし。ここに来てのこの雨、オスには弱り目に祟り目であったようで、梅雨の合間にケージを覗いてみれば、地面に紫の羽の死骸の山。10頭は下らない。他方メスの元気なこと。羽根先もきちんと残っており、健康体そのもの。おそらく卵を産んだ後か、これから産むところかもしれない。自然界の摂理の厳しきことを見せつけられた。


ケージの中はにぎやかだ

2020-07-07 20:41:57 | オオムラサキの飼育活動

今年は昨年のようなヘマは繰り返さないぞとの思いで、エノキの枝に

付く葉っぱの量と幼虫の数とのバランスを取ることに気を配りました。弱ったエノキから元気の良い、すなわち葉っぱの沢山付いているエノキへの強制的疎開を頻繁に進めました。30匹の幼虫を常時確保しておく作戦を堅持して、20個のサナギを得ることができ、その全てを羽化させることができました。ホッチギスを使っての引越作戦の成功で、ヤッと自信が得られた、という気が湧きました。そして先日、飼育免許を発行交付するかのごとくに、オオムラサキが胸や肩に留まってくれました。その人なつっこさに、仲間にしてもらえた気がして、思わず頬の筋肉が緩み、感謝の気持ちが湧いてきました。