とりたてて何もない日々のらくがきノート

からだに関することや昭和の懐古、たまに俳句など

少し昔のKドラマ

2024-08-02 20:51:50 | 日記

(観音寺市 琴弾公園)

Kドラマに嵌まってしまうのは女性の方が割合多いようだけれど、私の
母親もそうで、TV番組に面白いものがないと言うので、数年前から
ネットでレンタル落ちの、なるべく話数の多いKドラマのDVDを見繕って、
観てもらっている。

BSなどでも相変わらずKドラマは放送されているが、最近のはあまり
母親には気に入るドラマが少ないらしい。それに放送局も資金不足で
新しいドラマを輸入出来ないのか、「ホジュン」「イ・サン」「トンイ」
など何回も繰り返し放送されているみたいである。

それで、昨日母親が観終わったのが「女人天下」で、これは150話まである。
私も面白そうなのは一応観てみるが、この「女人天下」は30話ぐらいまでしか
観れなかった。私は超長編の場合、たいていドラマの本筋の進み具合が遅く
感じてしまうので(丁寧で懇切に制作されているとも言えるが)、ずっと最後
まで観られなくて頓挫してしまうのである。

時代劇も面白いのはたくさんあるが、私は1960年代とか1970年代の頃が
描かれたドラマがなぜかとても好ましく思われて、何度も観てしまうものも
ある。その頃の韓国の住居とか服装・風俗、はたまた世相とかに興味がある
のかもしれない。

これまで観たドラマの中で面白かった、良かったと思ったもののひとつに
「あなた、そして私」がある。これは時代背景は70年代よりあとになるの
だろうが、韓国で放送されたのは1997年であるらしい。地方の漁村の風景で
あったり山奥らしい軍の基地での生活であったり、ソウルの小さな食堂での
人間模様であったりとか、書いていると切りが無くなってくるが、すごく
惹きつけられるものがあった。

あとこれはトリビアと言うか、色々観てきて気付いた事だけれど(すでに
知っている人も多いのだろうと思うが)韓国の住まいの障子は、障子紙を
貼り付けた面を、部屋の内側に向けるのが普通らしく、これは日本の場合と
逆である。くわしくは調べた事もないので、どうしてかは知らないが、どの
ドラマでも障子はそうなっているので、ちょっと面白い事と思ったのである。

Kドラマを好きな人は数多いるし、もっと楽しい記事もたくさんあるだろう
けれど、一応私も試しに練習のつもりで書いてみた金曜日の夜なのである。

江戸末期からのお墓

2024-07-26 21:01:08 | 日記


5月にお墓参りに行ってから今日でちょうど2ヶ月になる。私の父親は
五男だったが、父親の長兄の伯父には娘さんが二人しかいなくて
今はどちらも遠方にいるので、生前は父親がお墓を見ていたのだが
亡くなってからは、私が年に数回掃除やお墓参りをしている。

写真は、その伯父のお墓がある丘の中腹から撮ってみた城山で、山の
すぐ向こうは瀬戸内海である。ちなみに丘の登り口には、小さめながら
お稲荷様の神社がある。

それで、お墓はさほど広くもない区画に三基あり、伯父の本家のお墓、
父親のすぐ上の戦死した伯父のお墓、もうひとつはかなり時代を思わせる
風情のお墓で、これは江戸末期の嘉永2年(1849年)に立てられたらしく、
墓石の側面に
「○○豊吉二男 浅造二才 嘉永二年四月十一日」
とあった。可哀想に2才で亡くなったご先祖がいらっしゃったのである。
子供の頃に父親とお墓参りをしていた時には、墓碑銘を見たことなど
全くなく、数年前に自分でお墓を見るようになってから、初めて知って
ちょっとばかり驚いてしまった。ペリー来航がたしか嘉永6年だからその
4年前ということになる。

そして、江戸時代は庶民には名字がないような事を、学校の歴史の時間に
教わったような気がするが、墓碑銘にははっきり名字が刻まれている。
祖父は、父親がまだ物心つくかつかない頃に亡くなっていて、仕事は
桶を作る職人だったそうだが、その何代か前のご先祖は名字を許される
ような人だったんだろうか。それとも教わった歴史が間違っていて、江戸
末期には庶民であっても誰でも名字ぐらいあった、という事かもしれない。

このへんの事は、昔の事を知っている人は周りにはすでに誰もいないので
調べようもないけれど、父親がまだ存命のときに、もっと色々昔話をわずか
であっても、無理矢理にでも聞いておけばよかったとつくづく思った。
それから来月も目茶苦茶暑いだろうが、お盆には気温が上がらないうちの
早朝に、お墓参りに行かせてもらおうかと考えた金曜日の夜である。

夏向きな小話

2024-07-24 20:03:16 | 日記


もう暑くて、脳みそがうでタマゴになったような感じなので
今日は短い話を三つほどして終わりにしようと思う。

数ヶ月前だったかyoutubeで、ある人が神社の境内を歩いている時
そんなことをする人はそこにいないのに、二の腕をぐっと掴まれた
感じが明らかにしたそうである。でも不思議とイヤな気持ちにも
ならず、場所が場所だけにきっと守護霊さんの合図か何かだったの
だろうとその人は言っていた。

私の似たような体験は、10年くらい前の夏のお昼すぎ、なにげなく
近所の川の土手の階段を降りて、誰もいない川原から水の流れを眺めて
いたら、右肩に誰かの手の感触を、はっきり感じたことである。例えば、
道を歩いていて後ろから知り合いに、ふいに肩を掴まれる感じと
そっくりであった。
すぐに後ろを振り向いてみたが、当然だあ~れもいない。いるはず
がない。この時は先のyoutubeの人と違って、一瞬ぞっとして少し怖い
ような思いをした。

それとこれは半年くらい前の早朝のこと、用があってコンビニに
向かっていたら、歩道に、からだを二つ折りにしてうずくまり、
全く身動きしないおばあさんがいた。一瞬ギョッ!として歩みを
ゆるめながら観察すると、その人のからだの輪郭というかうずくまった姿
の色合いがどう見ても、「薄い」のである。 
それに気付いたので、すぐ眼をそらし、通り過ぎても決して振り向かない
ようにしようと決め、その場をやり過ごした。今でもそうしてよかったと
思っている。

もうひとつは、私が小2の頃だったと思うが真夜中に目が覚めて、なぜか
すごく怖い感じがして足の先の掛布団の裾の方を見ると、何か黒っぽい
ようなねずみ色のような細い煙のようなものが、とぐろ巻いていたのである。
それで驚いてさらに怖くなり、怖くなったがどうすることも出来ずに
いたら、その煙みたいなのがするすると掛布団の裾から布団の中に入って
来るのである! 
その時点で恐怖は頂点に達し、しばらく固まってしまっていたんだと思う。
そのあとどうなったか覚えていないが、子供の事だから時間がたって
自然に寝てしまったのだろう。単に夢を見てたんだろうと思われるかも
しれないが、夢にしては情景がリアルだったように思われてしかたない。

まあ、あまり珍しくもない話ではあったが、暑くて文を綴るには
ちょっとアタマが追いつかないので、今日のところはこのへんで勘弁して
もらいたいと考えてしまった水曜日である。

あの匂いが唐突に

2024-07-21 21:13:02 | 日記


このごろ、過去に印象深かったのであろうか、今の自分のまわりには
その匂いの原因など全くないのに、ある食べ物とかどこか特定の場所での
匂いとかが、何の前触れもなく急にすることがある。その匂いの元の事を
思い出したり考えたりしている訳でもないのにである。

そういう匂いがすると、はっきり何の匂いだったかわかる時もあるし、
漠然として曖昧な時もあるが、決まって快適とか嬉しいといった記憶に
つながる匂いばかりみたいで、年を取るとこんな事も起こるのかと
ちょっと不思議に思っている。

匂いがするといってもほんの一瞬なので、数分後にはその事自体忘れて
しまうけれど、食べ物にだけ関して言えば、子供時代とか若い頃に食べた
その美味しさの記憶の中に、その時の幸福感というか誰と一緒に食べた
だとかそういう事も含まれているのだろうから、一瞬の匂いだけでも
気持ちが少し高揚してしまうのかもしれない。

それで1ヶ月ぐらい前、台所の棚にエースコックのワンタンメン(袋
ラーメン)があって、袋のデザインとか子供の頃のままだしメーカーが
復活させたのかと思ったが、それは自分が知らなかっただけでずっと
販売はされていたらしい。

こんな事も知らないとは恥ずかしい限りだが、昔食べた時の味を思い出し
ながら、早速自分で作って食べてみたら、なんか記憶にある味と違った。
うまく言えないけれど、何かまろやかさみたいなのが足りないような気が
したのである。ためしに翌日も食べてみたがやっぱり同じで期待はずれ
だった。

最近唐突に匂いがする昔食べたものを、実際に今食べてみたらどんな味が
するだろうか。たぶん記憶にある味は、もう味わえないのかもしれない。
幸福感とともに思い出となっている味は、現在ではただ一瞬かすかに匂い
がした、その時しかその片鱗を味わえないものになってしまったのかなと、
どうでいいような事をくどくど考えてみた日曜日である。

変わった形の雲

2024-07-19 20:29:47 | 日記

2022年5月29日  縦長の雲というのはあまり見ないような・・・


2022年11月6日 グラスのような、古代の土器のような・・・


2022年4月16日 何かの動物が仰向けになっているような・・・


写真とは別に関係ないが、夏の雲の句を少しだけ。

夏の雲身ごもる馬と岬まで 明星舞美

犬抱けば犬の眼にある夏の雲 高柳重信

脱けがらの潜水服や夏の雲 和家明子

笑ひ仏三尊夏の雲湧けり 土田祈久男

夏空へ雲のらくがき奔放に 富安風生