(↑は2年前の秋の夕空)
今日、たまたまラジオで「不思議な話」という題で寄せられた
聴取者の投稿を聴いていたら、思い出した事があった。
昭和53年頃、学生の時の夏休みに1週間ほど帰省していて
(その頃の実家は一時的に香川の豊浜町に引っ越していた)、
晴れたある日の夕方に、家の前の道に出てみたら南西の空に
わずかに湾曲して、縦に伸びる細い虹のようなものが見えた。
最初雲なのかなと思ったが、くっきりとした輪郭といい、また
その色合いから違うとしか考えられなかった。空には他に雲は
ひとつもなかったように記憶する。
不思議なことに、その全体はオレンジ色で、山の頂上すれすれ
ぐらいから空高くまで伸びていて、ずいぶん大きなものであった。
結構長い時間見ていたが、少しも動くこともなく姿が変化すること
もなかった。
呆気に取られて眺めているところへ、背後から中年くらいの
男性が歩いてきて、私に「あら~? あれなんだろなあ~?
なんだろか、あれ?」と声をかけて来たので、私の眼の錯覚でない
ことは確かである。
そのようなものを見たのは、後にも先にもその時だけで、いったい
何だったのか、今でも不思議に思う水曜日の夜である。
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