今日は道明寺天満宮の初天神。菅原道真公の仁徳によって難を逃れた故事に因む「うそかえ」というお祭があり、久し振りに出かけてきました。
大宰府へ下向した道真公が悪魔払いの祭を行った際、寒中なのに無数の蜂が参拝者を襲ったのを、一群のうそ鳥が飛来して、たちまちに蜂を食いつくして人々を救ったという故事に起源を持つ、厄除けの神事です。
みぞれが降りしきる寒い中にもかかわらず、大勢の方が行列を作り、狭くもない境内が、うそ鳥の木彫りが入った袋を「かえましょう!かえましょう!」と称えて交換する参拝者で湧き返りました。太鼓の合図で交換が停止となり、そのとき自分の手元に残った袋からうそ鳥を取り出すと、純金、純銀のうそ鳥と交換できる幸運あてになっています。外れた木彫りのうそ鳥も今年一年のお守りとなります。
千数百年の伝統神事ですが、近年では、昨年ついたうそを神前に詫び、「うそ」を「まことに」かえるという信仰が生じているようです。
「うそ」が「まこと」になると、きっと困る人もいるでしょうね。太古も金のうそ鳥が当たらなくてほっとしました!(^^)!