忍術書見つかる
滋賀県甲賀市で平成12年に見つかった江戸時代の古文書「渡辺家文書」に、毒薬配合や夜襲方法などを記した忍術書17点や、諜報活動をする「御忍役人」として仕えた尾張徳川家に「有事にはすぐに駆け付ける」「秘密契約のため、父子兄弟や友人にも話さない」と記した誓約書が見つかったことが30日分かった。
甲賀出身の木村奥之助という人物が渡辺家を含む甲賀の5家をまとめ、年に1人5両で御忍役人として秘密裏に尾張藩と契約。江戸時代の甲賀忍者は在宅・非常勤だったことが分かるという。
甲賀忍者の活躍の起源は、1487年、室町幕府9代将軍足利義尚が、近江の六角氏を攻めた「鈎の陣」とされる。六角氏側の甲賀衆はゲリラ戦を得意とし、義尚側の陣に火討ちをしたり、夜襲をかけたりしたという。
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