フェアプレイの具体的な実践として、「あくしゅ・あいさつ・ありがとう」の啓発をし、誰もができて、誰もが気持ちよくなる行動。そして、スポーツをしている時も、してしていない時でもできる行動を喚起させ、フェアプレイの活動を目に見えるものとして広げていく。
「あくしゅ・あいさつ・ありがとう」
あくしゅをしよう。
ゲームを始める時、ゲームができることへの感謝の気持ちを込めて、対戦相手と審判と握手をしよう。
ゲームが終わったとき、互いの健闘を称えあい対戦相手と握手をしよう。
ゲームを進めてくれた審判に、再び感謝の気持ちを込めて握手をしよう。
あいさつをしよう。
練習がはじまる時、仲間達とあいさつをしよう。きっと信頼はどんどん深まるはず。
練習場所で会い人や、町の人にもあいさつをしよう。その一言がスポーツの輪を広げることになるはず。
ありがとうを言おう。
家族やコーチにありがとうと言おう。
審判や応援してくれた人たちに、ありがとうと言おう。
ゲームの準備をしてくれた人たちに、ありがとうと言おう。
もっともっと、キミたちを支えてくれるようになるから。
(*日本体育協会:スポーツを愛するすべての皆様へより)
サッカーの試合を見ると必ず試合前には相手チームのメンバー全員と最後に審判と握手を交わす。
しかも、相手の顔をしっかり見て握手をしている姿は清々しく正々堂々としているし、相手に尊敬の念をいだいているようにも見え、凄いとさえ思うのである。
また、昨日まで熱戦を繰り広げたプロ野球の日本シリーズは、最終戦までもつれ込んだ結果ソフトバンクの勝利となったが、試合後は秋山監督と落合監督がお互いの健闘を称え合い、ガッチリと固い握手をしていたのが感動的であった。
一方、卓球でのあいさつや握手はどうだろう?
県内中・高の特に女子の握手?には、ホトホトあきれている。 あれは、握手ではない、指先を少し相手の手のひらに触れるだけである。
県内では多くの選手たちもほとんど同様であり、皆が右習いで悪い方向に行ってしまう。
見ていて、とてもいい気分にはなれないのである。
いつの間にか、何かがおかしくなっている?
その理由は私の知るところではないし、お互いがそうだからなのか?
一方がしっかりやろうとしても、片方がやろうとする気持ちが無ければ上手くいかないのである。
卓球の技術と同様マナーも大切なことであり、私自身も指導において肝に銘じておかなければならないと思っている。
*高校新人開会式より
試合後の握手・・・・・
全日本ではどうなのか見て来たいと思います。