24日は東北地区スポーツ推進委員大会が仙台サンプラザホールを会場に行なわれ、大船渡市の委員10名と共に参加をした。
講演では、東北大学加齢医学研究所の川島隆太教授による「東日本大震災を乗り越えて”スポーツ新時代のスポーツ推進委員に望むこと”」の演題で行われた。
脳機能イメージングや脳機能開発を研究されている方であり、当初は難しい話かなと思っていたが、聞いているうちにどんどんどんどん引き込まれてしまった。
睡眠や朝食が大事なことは、情報としては把握していたつもりではあったが、実際に脳がどのような働きになるのかは解らなかったのであり、目からうろこが落ちる思いにさせられたのである。
8時間睡眠が必要であり、ただし寝過ぎは禁物であること。
この日の夜9時から11時まで、子どもに人気のある「ポニョ」がテレビ放映され、大人が子ども達の睡眠を阻害しているとの指摘もされた。
そういえば昔の子ども達は、夜8時や9時までには必ず寝るように躾けられていたのであり、理に叶っていたのである
携帯電話も睡眠の妨げになっているようで、夜中友達からメールが入りそれに返事もしなければならないのであり、夜は電源を切るようにしなければいけないとの助言。
携帯電話は、ある意味薬物中毒と一緒で使い方によっては携帯依存症となり、止められなくなるという。 怖い話である。
また、朝食を摂ると成績が20%アップすること。ただしご飯だけではダメなのであり、副食の野菜や果物等も必要で、おかずの品数は多くバランスの取れたものが良いとのことである。
ちなみに日本のパンは、一般的に美味しく食べやすいがご飯に比べて栄養価が薄いとの指摘もされた。しかし欧米のパンはごわごわしていて決して食べやすくは無いが栄養価はご飯と比べて遜色の無いものだとも話された。
また、毎日食べている朝食に1品加えてもらえるようお母さんに頼むこと。
もしも、そんな時間は無いと拒否されたら朝忙しいときは前夜の夕食の残りや、暇なときに作り置きをして、朝レンジでチンすれば大丈夫とのアドバイスもあった。
そして食事は、朝と晩家族みんなで一緒に摂る事が大切であり、精神的に豊かな気持ち(心の働き)を醸成することにもなるのである。
鳥肌が立つほど素晴らしい貴重な講演であった。
*大会プログラム裏表紙
*テレビでもおなじみの川島教授
*全体懇親会での89ERSチアーズ&ティナによるエネルギッシュな踊り