今回の久慈大会には、3泊4日の日程であり地元とのふれ合いもたくさんあった。
朝の散歩の途中ですれ違う方々は、みんな笑顔で挨拶を交わしてくれたし「卓球で来ている高校生さんたちだね、がんばって!」と声を掛けて頂いた。
こうしたやり取りは、高校生達にとっても心が和むふれあいの場面であり、「ようし!今日も頑張るぞ!」という気にさせてくれるし、遠征ならではのことなのである。
さて、今大会を振り返ってみると、予想通りそれぞれ全3種目で優勝した男子の専北と女子の大野は別格であった。
しかし、盛岡女子を除く男女の2位以下のチーム力は、それなりに拮抗していて面白い試合が続いたが、このあと12月に行われる東北選抜県予選では優勝チームが出場しないため(既に今大会で出場権を得ている。)、またどの様な戦いが繰り広げられるのか今から興味が尽きない。
女子では運悪く上位に進出できなかった花泉など、ベスト8クラスの力を持っていたチームもあった。
また、今大会の参加チーム数は全校ストレートの出場権にも拘らず、男子56校・女子46校であり、中でも部員数が少なく正規の1複4単の試合形式に対して3人でエントリーしているチームが男子で2校、女子では6校あり、1番棄権という形を取り参戦していたし、しかもその中の女子1チームは大船渡東高校と高田高校の合同チームだったのである。
ぎりぎり4人の学校も、男子で3校・女子では驚きの8校もあったのである。わが大船渡高校女子もその中の1校なのである。
このことは、とりもなおさず各学校の卓球部の存続に関わる唯識大問題なのである。
卓球人口の減少が叫ばれて久しいが、まさに今大会はその象徴ともいえる厳しい数値であった。
直ぐにでも具体的な方策を取らないと大変な事態に陥ると感じたのは、私だけではなかったはずであり、各カテゴリーを越えた議論と対策が急務なのである。
*大船渡高校主将が3位の賞状を授与される。
*わが大船渡高校の4選手