笑いとばしたら、心も晴れるさ。

人生、山あり谷あり、壁に耳あり障子にメアリー、
結構毛だらけ猫灰だらけ、おしりの回りは…わりと綺麗っ!!

思い出の味

2024-07-13 04:21:00 | 日記
ずいぶんと空いてしまった。
厄年のせいかいろんな問題が起こりすぎて、
追々書いていこうと思っているけど、
起きている過程なのでそちらに時間を取られてしまう。
暫くマイペースでやらせて頂きます。
今日はそんな問題とは別件のお話し。
突然ですが私は中華丼が好きです。

味は塩味のやつがいいです。
これにたっぷりの酢を掛けて食べるとたまらん!
実は私には思い出の中華丼というのがあって、
まだ小学生になるかならないかの頃、
近所に蓬莱軒というラーメン屋さんがありました。
うちは母子家庭で母が働いていたので、
夕食の準備も大変でよく出前のお世話にもなりました。
麺類は伸びてしまうのでご飯物を頼んでいて、
私の定番は親子丼w
昭和のラーメン屋さんは何でもあって有難い。
でもある日私の注文を間違えて中華丼が来ました。
当時の私は身体も弱く(毎回言うけど本当)、
そしてかなりの偏食でした。
何となくその事を覚えているけれど、
物凄く泣いて駄々をこねた記憶があります。
しかし母は仕事に出て行ってしまい、
食べる物は他にありません。
随分と時間が経って空腹も限界になってきて、
冷たくなった中華丼に少しだけ卓上醤油をかけて食べてみました。
めちゃくちゃ美味い!!
気がつくと野菜嫌い(食べられるけど嫌い)の当時の私が、
野菜まみれ、むしろ野菜とナルトしか入ってない、
昭和特有のコスト削減中華丼をペロリとたいらげていました。
なるほど空腹は最上の調味料とはよく言った。
それから蓬莱軒の中華丼は私の定番となり、
病気で熱があってもそれだけは食べられるという、
「奇跡の食べ物」になりました😅大袈裟💦
しかし私が小学四年生になった時、
蓬莱軒は店主のおじさんの高齢化で店をたたみ、
息子夫婦のいる埼玉に引っ越して行ってしまいました。
あれから私も大人になりいろんな中華丼を食べましたが、
野菜とナルトだけの奇跡の中華丼を超える物はなく。
思い出というスパイスのハードルの高さを痛感している。
人生最後の食事を選べるとしたら、
私は間違いなく蓬莱軒の中華丼を選ぶであろう。

コメント
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