仔猫のワクチン接種に行って来た。
「たかのり」を看取った動物病院へ。
新しい仔を迎え再び来院した事をとても喜んでくれた。
愛するペットと別れた場所というのは敬遠されるらしい。
でも亡き愛猫の場合、落ち度は飼い主である私だ。
もう少し普段と違う行動に気づいていれば、
手遅れになる事はなかっただろう。
たしかに行った時は少し心が痛んだけれど、
あの頃の病院側の懸命な処置には感謝しているし、
もしもまたペットを飼う時はお願いしようと思っていた。
看護師のお姉さんはたかのりの事を覚えていてくれて、
仔猫を見て「たかのりちゃんに似てますね」と言ってくれた。
たかのりよりハクビシンに似てるけどね(笑)
でも待ってる間に「たかのりの話」が出来たのは嬉しかった。
「親」として亡き愛猫の事を覚えていてくれ、
その話しを懐かしく出来た事は本当に有難かった。
今日は白黒のエースくんだけの接種だったけど、
今度は白キジのバロンくんも連れて行こう。
仔猫がもう一匹いて名前を告げると、
看護師さんは「今度は洋風な名前ですね」と言った。
ええ「たかのり」ってのが余りに人間っぽくて、
病院で呼ばれるのが少し恥ずかしかったと、
娘が私に名前をつけさせてくれなかったんです
そう答えると先生も看護師さんも大爆笑だった。
ここで「たかのり」の名前を呼んで笑いあえた。
こんな日が来るなんてあの頃は考えられなかったなぁ。