田舎びと歳時記

花鳥風月、演歌と津軽に一筆啓上

春爛漫の津軽

2009-05-02 16:56:57 | 津軽
津軽の空気は、ことのほか暖かでした。天気にも恵まれ絶好の行楽日和。
発達した低気圧のため4月25、26日は雨模様とのことで予定を変更し28、29日に津軽小旅行
行ってきました。

日本一とも言われる弘前城のさくら、今回はまさにこれ以上はない程の見頃でした。
過去2回の桜は最初(平成9年)は七分咲きで、その次の平成15年の時は既に葉桜状態でした
から、12分咲きとも言える今回は、こんなタイミングでは二度と見られないような見事な桜でした。

28日に弘前城跡公園内に入ったのが、夕暮れ前の5時半過ぎ。すぐ近くに見える津軽
の秀峰『岩木山』に日が落ちていくまでには、まだ十分時間がありました。


園内の露店


夕景の弘前城天主

弘前に着いたこの日は市内泊。夜には津軽三味線の聴ける郷土料理のお店で一杯やりながら
津軽の音色を味わってました。

私の席は幸運にも囲炉裏の席。その店のマスター曰く、お客さんの場所が一番ですよ。
三味線奏者までの距離、2メートル少々。津軽三味線は近くで聴く生音に限ります。
この5月で40歳になるという家元の他に、お弟子さんの女性が三人。いずれも黒の作務衣姿。
驚いたのは、この中に愛知県出身で弘前大学の大学院を卒業したという女性のいたこと。
津軽三味線には、やはり何か魅了するものがあるのでしょう。

翌29日に再び弘前城跡公園へ。早朝の7時前にもかかわらず、すでに観光客で一杯でした。
この日も、風もなく昨日同様絶好の天気です。
以下公園内で撮影の写真のオンパレードです。













弘前城を後にして向かったのは、五所川原市の金木町。斜陽館隣にある津軽三味線会館と
金木観光物産館。お土産はここで済ませました。今年は作家・太宰治の生誕百周年とか。
三味線会館でも聴きました。ここでの奏者は女性のお師匠のほかお弟子さんが男女1名ずつ。

このお師匠は、弘前市の出身の方で、一度その演奏を直に聴きたかったので、夢叶うの思いでした。
そして又この女性がなかなかの美形。私の座った席は最前列から2列目。舞台の袴姿の凛々しいこと
不謹慎ながら、ついつい視線は彼女の顔にいってしまいます。

津軽平野は田起こしやらで田植え前の準備状態でした。りんごの花はこれから開花するのでしょう。
若葉は目にすることが出来ましたが、白い花はまだのようです。


津軽鉄道の起点駅である津軽五所川原駅。今回は津軽鉄道には乗れませんでした。
何故か駅舎が寂しそうに見送ってくれていたようでした。




いま我が家には、色鮮やかな津軽凧絵が壁にかけられています。

津軽  今度いつ行けるかな?


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