田舎びと歳時記

花鳥風月、演歌と津軽に一筆啓上

二十日ぶりに飲んだお酒

2011-02-26 14:45:21 | 私の歳時記
人間旨いお酒が飲めなくなったら一巻の終わり?

昨夜は行き付けのお店『津軽』で、二十日ぶりとなるお酒を飲みました。
最近胃の調子が悪くて、禁酒と小食と漢方胃腸薬生活を続け、ようやく快癒してくれたのです。

五臓六腑に滲みたとまでは言わないまでも、『う~ん 沁みるねェ~ うまいな~』

関東地方は春一番!まさしく春そのもの。暑くて車中では気分が悪いほどでした。
梅の花が満開! 桜ももうすぐですね。

お店のカウンター隅には花瓶にさした白梅の小枝。春を告げる芳香が今宵のよき酒の肴です。
まずはビール。喉を通るこのヒンヤリ感、堪りません!

クーッツ! 幸せ~

ただの酒好き男の単純な感想ではありますが、二十日も辛抱したんですから、今日は褒めてやります。

ようやった!

好きな演歌を聴いて至福の時。 フーッと息を吐き出して、この歌いいね~

今宵の有線リクエストは、もちろん香西かおり  歌は望郷十年

お酒を飲んだ時に聴く、かおりちゃんの歌声はほんと、沁みるねェ~

この歌、正真正銘の津軽人であるこのお店のママさんが好きな曲でもあるんです。

『〇〇さん、香西かおりファンなら、この歌知ってる?』 と薦められたのがきっかけ。

私も何故か、望郷という文字とその言葉の響きが好きで、聴くようになりました。
望郷という言葉にある、なつかしさ安らぎ、ああ帰りたいなあ~

曲を聴きながら、お酒の酔いも回りだし、肩の力もフーッツと抜けて、まさに極楽気分

そろそろカラオケタイム
今週火曜日、NHKの歌謡コンサートで聴いた湯原昌明さんの冬桜 を手始めに一曲

思わずウルウルときてポロリと頬をつたわりそうでした。こんな時に涙見せちゃ~男の意地がすたる!
ママさんには見せたくないんです。
もうかれこれ八年程前のこと、ママさんに涙を見られて言われた言葉。

好きなだけ 泣きなさい!

ママさんに弱みをつかまれたようで、以来涙は御法度にしていたのです。

今宵は、なんとか大丈夫でした。 嗚呼、よかった! 

今宵の私、何か悲しいことでも? いやいやそんなことはないはずですよ。
きわめて単純なことです。

お酒は二十日ぶりに飲むと旨いよ~



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