田舎びと歳時記

花鳥風月、演歌と津軽に一筆啓上

本当に二十年かかった柚子

2011-12-17 15:09:29 | 私の歳時記
「桃栗三年柿八年、柚子のばか野郎二十年」と言ったかどうか、柚子云々に関しては、自信ありません。
ろくに手入れもしない柚子の木、二十年以上も前に実の付いた小さな苗木を両親が買ってきて植えた
ものです。
ここ何年間、驚くほどに実を付けて呉れるのです。何故か父亡き後の今ごろになって、十分過ぎる程の
収穫があるのです。やっぱり二十年かかりました。植えた本人は、これほどの収穫を見ることが叶わな
かったという訳です。
年の瀬になると、寒風にほほ打たれながら青空の中、陽を浴びながら、ひとつひとつ丁寧にもいでいきます。
いわば父の残してくれたありがたい遺産ということになるでしょうか。

冬至には、この柚子を風呂に入れて「柚子湯」を味わいます。



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