小学生の頃に十五夜の晩になると、近所の先輩達に付いて行って、お月様へのお供えものを頂戴に廻ったことがありました。この夜はどこの家でも縁先にすすきを飾り、その脇には柿や栗、ときたま、りんごやなし等の果物が有り、そして必ずあったのがお団子又はその家特製のふかし饅頭でした。これらのものを子供達が失敬しに伺うのです。しかも、大人達公認のこととなっていたのです。公認ごととは言え、どろぼーするわけですから、子供達も何故か緊張と興奮状態です。その家のひとに気付かれないようにせねばならず、ホントどきどきものでした。 また各家々では、お供え物泥棒さんの気配を感じながらも、コラーッ!とは言えず、家の中でじっとしているだけでした。お月様のお使いがお供え物を頂きに来たのだから、むしろご利益があること、とでも思っていたのでしょうか。 2回ほど行っただけの、小さい頃の十五夜の思い出。
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