天候:晴れ
参加者:10名
コース:往路を2班に分けて巡回
〈往路〉Aコース:旧道→金比羅台→薬王院→もみじ台(昼飯)
Bコース:駒木野公園→蛇滝道→浄心門→もみじ台(昼飯)
〈復路〉6号路
1.AM8:30から1時間、高尾山口駅前で、「マナー啓発のチラシ」をレンジャーを手伝って配布した。
2.巡回参加者が10名だった為、当初からの旧道→薬王院コース の他に、蛇滝→浄心門のコースを設け、出発した。
3.蛇滝からのコースは、参加者の意見から 途中にある駒木野公園「野草観察地」の状況確認をおこない、杭の浮き、ロープのたるみなどを把握した。
4.
①旧道→薬王院コースでは、旧道入り口で登山ルートの案内をした客二人と「たこ杉」まで同道することになった。
自然観察、石仏、高尾山ルートの特色などの解説をしながら。
同道の二人にとっては初めての高尾山にガイド付き ということで 喜んでいたが、当方側にとってもコースガイドの機会が得られた。
人に説明することを重ねてブラシアップされていくものだ。
②薬王院では、建造物を確認しながら歩いた。
・薬王院は「高尾山薬王院有喜寺」という名の真言宗のお寺。
・まず本堂へ
・本堂(A)には今まで数度上がったことがあるが、「飯縄権現」が奥の暗いスペースにおわして、僧は「ご本尊」といっていた。
・本堂の脇の階段を上がると飯縄権現の堂と思える「権現堂」(B)が、
・さらに奥へ進むと奥の院の「不動堂」(C)がある。
・本堂にある飯縄権現というのは、長野県飯縄山の山岳信仰と密教からできた修験道からきている。
・飯縄権現の容姿にある背中の炎、手に剣とけん索という縄を持った怒りの表情は、不動明王の特徴だ。
・そして不動明王はというと真言宗の教主大日如来の化身でもある。
・これらの関係を整理してみると、
本堂(A)・権現堂(B)=飯縄権現≒不動堂(C)の不動明王=大日如来&真言宗となる。
・ただここで疑問が残るのは、薬王院の名称になっている薬師堂が見当たらなかった。本堂に薬師如来も飯縄権現と一緒におわすのか?
次への楽しみな課題となった。
5.
①昼に もみじ台で二つに分かれていた巡回が合流した。
②2時からは全員で頂上から石の階段を下りた分岐点で案内を行った。
小仏方面に向かう人には 目的地までの所要時間と日没が早いことの注意を促した。
・その時に同じ目的の林野庁の方と居合わせた。
・林野庁の方は時間が空くと、この分岐点で注意の案内をしているということだった。
・当方は人数も多いので、今後バッティングした場合は、案内場所を頂上下トイレ横や6号の分岐点へ移動して行うようにした方がいい と思った。
6.日没の時間はこれから益々早くなっていく。
紅葉シーズンの11月、来山客も増えるが、足元の明るいうちの高尾山を楽しんでもらいたいものだ。
(TSR/MO)
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