高尾サポートレンジャー会

このブログでは高尾山で活動するボランティア「高尾サポートレンジャー会」の活動についてご紹介します。

<<出版物の紹介>>

2008-12-30 18:12:30 | 2006~2018年度リンク 高尾山 活動&情報


会報でもご案内しておりますが、割引で購入できますので、興味のある方はこの機会にご購入されてはいかがでしょうか?

①「鳴く虫セレクション」(大阪市立自然史博物館・大阪市全市センター編著、発行所:東海大学出版会、売価:2800円)が発売され、中原さんも執筆者の一人として関わっておられます。
中原さんが著者割引(2350円)でまとめて買ってくださるそうです。ご希望の方は、1月8日までに下記の方法でお申込みください。

②「花のハイキング」―高尾・陣馬篇 吉野光子・小川雅子著 発売元:八紘社印刷出版部定価1380円。この本は高尾・陣馬で見られる四季の花をカラー写真で同定のポイントや類似植物との見分け方および名前の由来などを解説しており、私たちが植物観察をする際に非常に役に立つ本ではないかと思います。この本につきましては書店販売はされておりません。また、まとめ買いをすれば割引があります。他に高原篇も発売されています。サンプルはインターネットで「八紘社印刷→花のハイキング→高尾・陣馬篇」で検索すれば見られます。
こちらの本の購入希望者は、1月末日までに下記の方法でお申込みください。

購入申込み方法
希望の書籍名と冊数、お名前を明記の上、下記のいずれかまでお申込みください。
・委員会のアドレスtakaosr2006@yahoo.co.jpへメールで(携帯からでもOK)
・坂内会長の携帯電話へ090-2251-5856(留守電の場合があります)
・坂内会長へFAXで042-793-5669

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2008/12/23 自主巡回 忘年登山

2008-12-23 20:00:00 | 2006~2018年度リンク 高尾山 活動&情報

参加者:サポートレンジャー13名、顧問1名、都レンジャー2名
コース:JR高尾駅北口~日影バス停~日影沢林道~小仏城山(昼食)~一丁平~もみじ台南巻き路~高尾山頂VC(解散)

 今年最後の自主巡回。午前9時にJR高尾駅北口に集合、バスにて日影沢入口まで。そこでミーティング、今日は参加者が多いので3班に分かれて間隔を開けて同じコースを巡回する。本日は前レンジャーで顧問の北澤さん、都レンジャーの福田さん、甲把さんが同行する。植物観察および来年以降の日影沢管理のあり方などを話し合いながら日影沢林道を小仏城山目指して巡回する。なんと夜に雪か霙が降ったのかゲート付近の林は雪化粧をしていた。今シーズン初の雪!ところが進んでゆく内小仏城山山頂付近の皆伐地域ではあちこちにタチツボスミレが花を咲かせている!これにも驚かされる。ここで山頂を経由して小仏峠に行くグループと巻き路を通って小仏峠に行くグループの2グループに分かれ小仏峠付近の小屋を目指す。山頂経由グループは、年末警備の為消防関係者が設置したテントが強風の為倒壊しているのを発見、椅子や机などを片付けるとともに垂れ下がった電線を張り直し、高尾管理センターを通じて連絡した。さすがに前レンジャーの北澤さんは手際が良い。一方、巻き路を経由したグループでは登山道上に倒れた径15cmほどの杉の処理。枝払いをし、玉切りをして道路脇に整理した。さらに進むと径30~40cmの杉が倒れていたが、こちらは手に負えそうもないので処理依頼をした。
 お昼ご飯はみんなでうどんを作って食べた。杉浦さんがおしるこを作ってくれた。どちらも暖かくとっても美味しかった。これで3年目なので調理(?)の手際が良くなった。
 昼食後、記念写真を撮って、一丁平を経由して高尾山頂へ。もみじ台南巻き路を行くと富士見台下の広場で10人ほどの高齢者グループが、仲間を斜面から引き揚げていた。どうしたのかと聞いたところ、「斜面を滑落転倒した。胸が痛いと言っているが狭心症の可能性もある。関係者の方々ですか?」と聞いてきたので、「そうです。救助要請をしますか?」と聞いたところ「お願いします。」ということで、現場に福田レンジャーと小太刀さんを残し、管理センターに救助要請の連絡を行うと共に、体温維持の為の毛布を手配。先発の救急隊が来たところで、現場まで案内。警察の山岳警備隊と共に山頂下まで怪我人を運び救急車に引き渡した。この間の北澤さんの行動はさすがに素晴らしい。思うに何故これほどの人材を引き留められなかったのか残念でならない。
 解散後、といっても全員残ったが、ダイヤモンド富士を待つ。富士山方面には雲がかかり無理かと思ったが、直前に晴れ見事なダイヤモンド富士が見られた。おもわず周りから歓声と拍手が起こった。ただ不快であったのはTV中継!チャラチャラしたミニスカートの若い女性レポーター!この寒さの中あんな姿でも大丈夫だと思われても迷惑千万。
 さらに帰りがけにムササビ観察に挑戦。こちらは空振りに終わった。
最後の仕上げとして、高尾駅前で、北澤さん、都レンジャーを含めて忘年会。バラエティーに富んだ活動および盛りだくさんの行事、皆様お疲れ様でした。(SR/SAK)

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緊急連絡先カード配布開始のお知らせ

2008-12-16 20:04:44 | 2006~2018年度リンク 高尾山 活動&情報


 緊急連絡先カードを作成しました。11月29日から配布を始めていますので、まだ受け取っていない人は、都レンジャーの福田か坂内会長に申し出て受けとるようにしてください。
 受けとったら、氏名、性別、生年月日、健康保険証番号、緊急連絡先、血液型などを記入する欄がありますので必要事項を記入して、IDカードと一緒に巡回の際に携帯するようにしてください。

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2008/12/13 奥多摩・高尾SR会・交流会

2008-12-13 20:00:00 | 2006~2018年度リンク 高尾山 活動&情報

参加者:高尾SR会9名、奥多摩SR会19名
コース:JR武蔵五日市~上川乗~浅間尾根~浅間嶺園地(昼食)~松生山分岐~時坂峠~払沢滝入口~払沢滝~払沢滝入口~JR武蔵五日市(解散)

 午前8時50分にJR武蔵五日市駅前に集合、バスにて上川乗浅間嶺登山口へ。そこで2008年度第1回交流会のミーティング。今日の参加者は前2回よりも少なかったが、皆さんが忙しい12月の実施ではやむを得なかったのかも?これも都のサポレン養成講座関連でスケジュール調整がうまくいかなかった結果かも知れない。
 奥多摩SR会会長石井氏の挨拶・本日の行程説明後、各班に分かれて自己紹介・準備体操を行い出発。予報では一日中曇りとあったが、時折薄日が差すこともありまずまずの天気。
 毎回思うことだが、高尾と比べ、杉・檜の人工林の中をあるくことが多い。また、“落ち葉の絨毯を踏みしめながらの静かな山行”というのは高尾ではあり得ないこと。
 同じサポートレンジャー活動でも地域によって随分違うと実感させられる。
 昼食の後、標識や案内板の清掃および標識板の修正作業を行った。ゴム手袋や重曹などを使っての作業は大変参考になった。
 お天気の都合上、当初計画していた松生山には寄らずに、払沢滝の見学となった。途中では、今年高尾であまりお目にかかれなかったミヤマフユイチゴやツルリンドウの真っ赤な実がたくさんあって綺麗だった。また、絵になる山村風景も見られ心が和む。
 払沢滝見学の後解散式を行って今日の交流会は終了となった。もちろん、その後希望者による懇親会で和気あいあい親睦を深めたのはいつも通りであった。
 参加して頂いた皆様お疲れ様でした。(SR/SAK)

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2008/11/29 スキルアップ研修「山の中での救急法」講習会

2008-12-04 18:10:44 | 2006~2018年度リンク 高尾山 活動&情報

実施日時:2008年11月29日10時~16時 於:多摩環境事務所2F会議室
講  師:東京都安全赤十字奉仕団 指導員 島田幸治氏、堀江敏雄氏
参 加 者:東京都レンジャー2名 高尾SR会11名 国立公園奥多摩SR会20名 

講習内容:(午前10時~12時)講義
1)皆さんに伺います。
* ①赤十字について、②救急法とは?、③活動での安全を守るには 等について「私」および「他の人」が知っていること書いてみる。次いで講師より解説があった。
※ 応急手当(救命手当)の基本は①生命を救う②悪化を防ぐ③回復を図る
2)生命維持のメカニズムを図示してみる。
 ①心肺蘇生法
 胸部圧迫の練習をした。具体的には1分間に100回の胸部圧迫を正確に行う為の練習を15秒25回・30秒50回・45秒75回手をたたいて数え、感覚を身につけてから1分間100回の圧迫練習を行った。
 ②危険を考える
 * 危険にはア)顕在危険、イ)潜在危険、ウ)遠在危険があり、もっとも危険なのはイ)の潜在危険である。
 * 重大事故(死亡)の前には29の事故、300のヒヤリハットがある。
 * 救急法では手当より事故防止が優先される。
 * 安全の原則はア)安全は全てに優先する。イ)自分の身は自分で守る。ウ)ルールやマナーを守る ことである。
 *手当の手順
 ア)専門機関への対応が早い場合:事故発生 → 119番、病院
 イ)専門機関への対応が遅い場合:事故発生 → 救急手当(応急手当)→ 病院
 ※ 周囲の安全確認。医薬品は使わない。応急手当はそこで治癒することではなく、医者に引く次ぐ為のもの。
 ③骨格を書いてみよう
 *骨格を書いてみることにより、体の構造が解る。
 *事故現場の位置確認には標識などの管理番号を利用する。
 *療票をつくる。

講習内容:(午後1時~4時)実習
1)三角巾の利用方法
2)搬送
 ①一人で運ぶ場合。
 ②複数で、ヒューマンチェーンをつくって運ぶ場合。
 ③複数で、毛布を使って運ぶ場合。
 ※常に患者に対する心配りをする。
(SR/SAK)

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2008/12/3  自主巡回 裏高尾

2008-12-03 20:00:00 | 2006~2018年度リンク 高尾山 活動&情報

参加者:4名
コース:清滝~稲荷山コース~5号路~もみじ台~一丁平~小仏城山~日影沢林道~日影~小仏川~高尾駅
天 気:快晴

 稲荷山の尾根をゆっくり登り始める。冬枯れが近づいた南高尾山稜の木々が、濃淡はあるものの、茶系統一色に見えるのはケヤキ・コナラ・クヌギの類が多いからだろうか。柔らかな晩秋の陽を目一杯取り込んで、南高尾の林は冬支度に入っている。
 6号路への分岐付近で、数人の中国の若者が追い抜いていった。「ニーハオ」、「ニーハオ」。木の間越しに雪化粧の富士が見え、彼らは歓声をあげた。
 この夏北アルプスへ行った。沢沿いの長い路を下っていると、登って来る100人を
超す大パーティとすれ違った。「アンニョンハセヨ」、「アンニョンハセヨ」、なかなか出会わない最後尾の人と挨拶を交わすまで、何回この言葉を繰り返したことか。
今や日本の山は、北アルプスの百名山も高尾山も、インターナショナルだ。
 小仏城山の山頂は、平日ではあったが、名残の紅葉を期待して登って来たと覚しき、そこそこの人数のハイカーが休んでいる。
山頂を少し外れた場所に一本、孤高の木があって、山頂に憩う人々を見守るかのように聳えている。
もちろん頂上広場から見えるが、頂上から日影林道を数百メートルほど歩いて振り返れば、一層その孤高ぶりを見ることが出来る。
 山内に押し寄せた7万4千人の、あの日の騒めきを、この木は聞いただろうか。(SR/T.Abe)

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