TAKAYAN'S ROOM

主にゲームブックを楽しんでいます

《宇宙の連邦捜査官》 第6話 二つの手掛かり

2024年06月02日 21時52分48秒 | 宇宙の連邦捜査官(完結)
約束の時間に〈ヴィクク〉へ行くと、変装したサミュエル氏が待っていた。




サミュエル「尾行されなかったか?」

サミュエル氏が小声で聞いてくる。

フランツ「大丈夫です」

サ「ふう…(;´□`)」

サミュエル氏は額を古いハンカチで拭うと、グラスの酒を飲み干した。
僕たちは食事をしながら、低い声で会話を交わす。

サ「この星の警察官たちは既に買収されているんだ。
 ほとんど機能していないと言っていいだろう」

フ「麻薬カルテルの手が警察にも…」

サ「セイトフィル-Dについての調査は打ち切られている…」

サミュエル氏は嘆いた。

サ「多分、上層部の連中たちは賄賂を受け取っているに違いない。
 上からの圧力で、私たちも捜査を続けることができないのだ。
 それでも君に提供できる情報はある」

フ「…! ぜひ聞きたいです」

サ「セイトフィル-Dを運ぶ宇宙船だが、この都市のヘリポートに立ち寄っているらしい」

フ「よし、そのヘリポートへ行ってみます」

サ「慌てるな。まだ話は終わっていないよ。
 もう一つの情報だが、暗黒街に失業中の宇宙航空士がいる。
 彼は私の知り合いなんだ。何か話してくれるもしれない。
 もし良かったら、私も同行しようじゃないか」

さて、どうしよう? ヘリポートへ向かうか?
それとも暗黒街へ行って、失業中の宇宙航空士に会ってみるか?

・ヘリポートへ行く

・サミュエル氏と一緒に暗黒街へ行く

フ「では、暗黒街へ連れて行ってください」


☆ステータス
技術点 11/11  体力点 19/19  運点 10/10

☆持ち物
熱線銃
体力回復剤4錠

☆所持金
5000コペック

☆宇宙船のステータス
武装力点 10/10  防御力点 3/3

☆宇宙船の装備
フェイザー砲
スマート・ミサイル×2
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《宇宙の連邦捜査官》 第5話 何も言えない理由

2024年06月02日 19時46分32秒 | 宇宙の連邦捜査官(完結)
警察官「……」

当直の警察官はネクタイを締め直し、長い廊下を歩いていく。
僕も彼の後に続く。

警察官「いつもなら…」

警察官が言う。

警察官「ペリー氏が面会してくれるはずですが、彼は今… えっと…
   ああ、確か会議に出られています。
   ですので、代わりにサミュエル氏のオフィスへ案内しましょう」











サミュエル氏とやらのオフィスに着くと、警察官は僕を招き入れる。

フランツ「初めまして」

サミュエル「こんにちは」

サミュエル氏が手を振ると、当直の警察官は立ち去った。

フ「失礼します」

僕は椅子に腰掛けると、本題に入ることにする。

フ「僕は地球の特別捜査官のフランツ=ウィロントと申します。
 アレフ・シグニ星系の麻薬カルテルを叩き潰すために、
 このケサールへ来ました。
 何か知っていることを話してくれませんか?」

サ「…!!」

僕の言葉を聞いた途端、サミュエル氏の顔に驚きの色が浮かぶ。

フ「…? サミュエルさん…?」

サ「……」

彼は無言で机の下にあるデスク・ランプと鉢植えのシダに目を向けた。
そしてポケットから紙切れを取り出して何かを書くと、それを僕に手渡す。

フ「ち、ちょっと…? サミュエルさん…?」

サ「……」

サミュエル氏は何も言わず、僕を部屋の外へ押し出した。

フ「どうしたっていうんだ…?」

僕はサミュエル氏に渡された紙切れに目を通してみる。

 ここでは話せない。今夜七時半に〈ヴィクク〉というレストランに来てくれ。

フ(捜査官が警視庁で事件について話せないなんて… あっ! まさか…)

あのときのサミュエル氏の目線…

フ(机の下に盗聴器か監視カメラがセットされていたのかも…)

だから部屋では話せなかったというわけか!

フ(そういえば、当直の警察官の態度もおかしかった…)

・時間が来たら、〈ヴィクク〉でサミュエル氏に会うことにする

・サミュエル氏は当てにしないで、他の場所で捜査を行う

七時半まで時間を潰そう。


☆ステータス
技術点 11/11  体力点 19/19  運点 10/10

☆持ち物
熱線銃
体力回復剤4錠

☆所持金
5000コペック

☆宇宙船のステータス
武装力点 10/10  防御力点 3/3

☆宇宙船の装備
フェイザー砲
スマート・ミサイル×2
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《宇宙の連邦捜査官》 第4話 警視庁へ

2024年06月02日 17時38分29秒 | 宇宙の連邦捜査官(完結)
フランツ(この星の警察に協力してもらおう)

僕はヘリタクシーでケサールの首都へ向かった。











フ(至って普通の発展途上国だ)

ケサールは直径10キロメートルほどの小さな首都だった。
市の中心部には五十階建ての建物がある。

フ(この星の警視庁本部庁舎か…)

高層マンションから自家用のヘリコプターを飛ばす人もいれば、
車で出かける人もいる。
しかし、歩行者は全くいない。
僕は市の中心部にある警視庁本部庁舎の屋上でヘリタクシーから降りると、
階段を使って四十九階へ向かう。

フ「すみません」

僕は当直の警察官に声を掛ける。

フ「特別捜査官の方と話をしたいのですが…」

警察官「ああ… そうですか…」

警察官は無愛想に答えた。

警察官「えっと… こちらです…」

ここでサイコロを一つ振る。出た目は1だ。


☆ステータス
技術点 11/11  体力点 19/19  運点 10/10

☆持ち物
熱線銃
体力回復剤4錠

☆所持金
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武装力点 10/10  防御力点 3/3

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《宇宙の連邦捜査官》 第3話 もっと情報が欲しい

2024年06月02日 14時23分14秒 | 宇宙の連邦捜査官(完結)
宇宙港は広いが、ほとんど人がいない。
小型の戦闘機と旧式のシャトルが一機ずつ停泊している。












宇宙港の入り口の辺りに男性がいたので、僕は声を掛けてみる。

フ「すみませ~ん」

男性「何でしょう?」

フ「この宇宙港について何か知りませんか?」

男性「ここには多くの宇宙船が出入りします。
  この星系で燃料を補給できる唯一の場所ですからね」

それが本当なら、麻薬を積んだ宇宙船も給油を…?

フ「なるほど…」

他に興味のある話題は見つからないので、僕は宇宙港を立ち去ることにした。

・この星の警察署へ行ってみる

・酒場やホテルへ行って、目立たないように捜査を行う

警察は何か情報を持っているだろうか?


☆ステータス
技術点 11/11  体力点 19/19  運点 10/10

☆持ち物
熱線銃
体力回復剤4錠

☆所持金
5000コペック

☆宇宙船のステータス
武装力点 10/10  防御力点 3/3

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《宇宙の連邦捜査官》 第2話 捜査は地道に…

2024年06月02日 12時15分51秒 | 宇宙の連邦捜査官(完結)
僕はケサールの宇宙港へ宇宙船を着陸させる。
宇宙船はパーキング・エリアまで牽引されていく。

フランツ(ここから10キロも進めば、惑星の首都が見えるはずだ)

そのとき…

フ「…!?」

驚いたことに、数人の税関職員が僕の宇宙船に乗り込んできた。

フ「何事ですか!? 僕は麻薬なんか知りませんよ」

職員A「ああ、すぐに終わりますから;

彼らは気取った様子で僕を眺めてから、無愛想に答える。

職員B「この装置は問題ですね」

宇宙船に積んである赤外線照射装置を指差しながら、職員の一人が言った。

職員B「申し訳ありませんが、この装置は輸入禁止です。
   没収させてもらいますね」

税関職員たちは赤外線照射装置を持ち去ってしまう。

フ「理不尽すぎる!」

しかし、僕が捜査官だと気付かれなかったのは幸いだった。さて、僕は…

・宇宙港にいる人に質問をしてみる

・この惑星の警察署へ行ってみる

・目立たないように、他の場所(酒場など)で調査を行う

誰かいないかな…?


☆ステータス
技術点 11/11  体力点 19/19  運点 10/10

☆持ち物
熱線銃
体力回復剤4錠

☆所持金
5000コペック

☆宇宙船のステータス
武装力点 10/10  防御力点 3/3

☆宇宙船の装備
フェイザー砲
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