TAKAYAN'S ROOM

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《雪の魔女の洞窟》 第79話 心強い仲間

2024年01月14日 20時26分40秒 | 雪の魔女の洞窟(完結)
マーテル「少し休ませてほしいわ…」

私は仕方なく立ち上がって剣を抜く。

☆バタンッ★

マ「…!」

扉を開けて入ってきたのはドワーフとエルフだった。
二人共、私を見て嬉しそうな顔をしている。

マ(私の体を狙っているのかしら…?)

ドワーフ「おい、あんた…」

エルフ「おい、君…」

ドワーフとエルフが同時に声を掛けてくる。

ドワーフ「お前は黙ってろ!( `□´)」

エルフ「いや、僕が説明する!( ・`ω・´)」











結局、エルフが主導権を握ったようだわ。

エルフ「あの雪の魔女を倒したんだね?」

マ「え、ええ…」

エルフ「やったーっ! これで僕らは自由の身だ。
   いつか服従の首輪も外せるようになる!」

マ「あなたたちもシャリーラに…?」

エルフ「ああ、強制労働をさせられていたのさ。
   君のおかげで僕たちは救われた。本当にありがとう」

マ「まだ安心できないわ。ここから逃げ出さないと…」

エルフ「わかっている。だが、来た道を引き返すのは危険だ。
   どの地下道にも大勢のゴブリンたちが待ち受けているからね」

マ「…! じゃあ、どうすれば…」

エルフ「別の道から逃げるしかない」

そう言うと、エルフは扉の向かい側の壁の方へ歩いていく。

マ「きゃあっ!? ぶつかるわよ! あっ…」

驚いたことに、エルフの体は壁を通り抜けてしまう。

マ「こ、これは…?」

ドワーフ「雪の魔女の幻術じゃ」

マ「な、なるほど…」

そういえば、〈水晶の洞窟〉の入り口も氷の壁にしか見えなかったわ。

ドワーフ「雪の魔女が用意していた逃げ道だ。
    わしらも初めて通るから、偉そうには言えんけどな」

ドワーフは笑みを浮かべて、エルフと同じように壁を通り抜けていく。
私も後に続くことにする。

エルフ「さあ、行こう」

幻の壁を通り抜けると、そこには細い地下道が伸びていた。
たいまつの明かりを頼りに、私たちは進んでいく。











やがて分かれ道に出た。

エルフ「どちらへ行こうか? えっと…」

マ「私の名はマーテル=リゼール、マーテルって呼んでちょうだい」

エルフ「マーテル、君の意見は?」

マ「左に曲がりましょう」

ドワーフ「あっさり決めたな。何か考えでもあるのか?」

マ「女の勘♪」

エルフ「おいおい…(・・;)」

ドワーフ「大丈夫かのう…(;´-□-`)」

そんなわけで、私たちは左へ曲がることにした。


★ステータス
技術点 12/12  体力点 14/20  運点 9/11

★持ち物

戦鎚
革の鎧
ザック
金貨100枚
食料7食分
ツキ薬1回分
マント
魔法の銀の笛
勇気の護符
スリング
鉄の玉×2
金の指輪
銅の指輪
竜の卵

★メモ
白いネズミに気を付けること
一度だけ魔神に助けてもらうことができる

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