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《電脳破壊作戦》 第32話 ベラトリックス

2024年07月07日 13時27分45秒 | 電脳破壊作戦
女の顔に笑みが浮かんだ。

女「おおっ! 公正な考え方だわ。どう? 彼女のことを認めてもいいわよね?」

女は両脇にいる男に問いかけた。

男A「ええ、この女がアルカディア人のスパイであったとしても、
  私たちに危険が及ぶことはないと思います」

男B「彼女はレジスタンスについて、大した情報は持っていないようです。
  最悪の場合でも我々の活動が中断される程度で済むでしょう」

女は振り向くと、あたしに一礼する。

女「初めまして。私がベラトリックスです」

リアン(この女がトロポスのレジスタンスのリーダー…)

道理で偉そうなわけだわ。

ベラトリックス「あなたの名は?」

リ「あたしはリアン=ローメリーよ。えいっ!(* `○´*)」

☆ゴツンッ★

あたしはベラトリックスの頭に裏拳を浴びせた。

ベ「ぎゃーっ!!(((*>□<"*)))」

A「こ、こいつ…」

B「俺たちのリーダーに何てことを…」

ベ「い、いいのよ。私たちも彼女を袋叩きにしたんだから…」

リ「今日のところは一撃で勘弁してあげる。さあ、本題に入ろう」

ベ「わかったわ。私が調べたことを話します。
 もっとも、苦労した割に得られた情報は少ないんだけどね。
 女王コンピュータのある建物に入るために必要な三桁のコードを覚えるために、
 アルカディア人たちは行進曲を作ったらしいの」

リ「行進曲!? 音楽会でも開くつもりかしら?」

ベ「とりあえず歌詞を見て」

 け! たたかいはわれらのたのしみ
 はたぎる、もたもたするな
 んのうのアルカディオンよ!
 うをおしむな、すすめ、つねにすすめ!
 け! いくさのおたけびに、ちはさわぐ
 をもとめて────すすめ、ひたすらすすめ!

リ「これだけじゃ、何のことかわかんない…(*σ´・△・`*)」

ベ「他の惑星にいるレジスタンスのリーダーたちにも会うことね。
 全ての手掛かりが集まれば、きっと女王コンピュータを破壊できるはずよ」

あたしは歌詞をノートにメモしておく。
(運点+2だけど、原運点の値を超えられないので、変化しない)

A「リアン殿、傷は痛みますか?(;・△・)」

リ「当たり前じゃん!(*#`皿´*)」

B「このクォンダーの根のエキスを塗れば、いくらか痛みが収まるはずです」

リ「あら? ありがとう」

B「誠に申し上げにくいのですが、代金は50クレジット…」

リ「無料サービスじゃないんかい!(* ゚皿゚*)」

ベ「私たちもお金には困っているの…(*´・ω・`;*)」

結局、あたしはクォンダーの根のエキスを買うことにした。
(所持金-50、2220→2170 体力点+4、9→13)

ベ「それじゃ、ホステルまで送っていくわ」

リ「結構よ。自分の身は自分で守る!」

ベ「万が一ってこともあるでしょ」


★ステータス
技術点 11/11  体力点 13/17  運点 11/11

★持ち物
レーザー・ソード
反重力バックパック(品物を六つまで入れることができる)
(赤外線スキャナー)
(ブレスレット)
()
()
()
()

★所持金
2170クレジット

★コードの手掛かり
け! たたかいはわれらのたのしみ
はたぎる、もたもたするな
んのうのアルカディオンよ!
うをおしむな、すすめ、つねにすすめ!
け! いくさのおたけびに、ちはさわぐ
をもとめて────すすめ、ひたすらすすめ

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