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《電脳破壊作戦》 第42話 ラディクスの人々

2024年07月08日 22時14分28秒 | 電脳破壊作戦
ポーキーは相変わらず階段の前に座っていて、両手で宝石を弄んでいた。

リアン「さっきはどうも…」

ポーキー「いらっしゃいませ。歓迎しますぞ」

あたしは彼の隣に腰を下ろすと、ラディクスのことを聞いてみる。

リ「この星では、何もかもロボットに任せてるんだね…」

ポ「ああ、既にラディクスの暮らしは完成の域にある。
 だから人間も規則正しい生活を続けられるのさ」

リ「規則正しいですって!? 冗談よね?」

ポ「他の星の人は驚くだろうが、あれが普通なんだよ。
 もちろん、ロボットに頼ることに不満を持つ人もいる。
 大学の職員や生徒たちは『怠惰な生活は嫌だ』と抗議しているが、
 彼らの反対運動も大した成果を上げてはいない。
 ラディクスの住人の大半はアルカディア人のために働きたくないから、
 仕事はロボットに任せればいいと思っているんだ。
 ロボットも人間も、今ではアルカディア人の奴隷も同然だからね」

リ「……」

この星の人たちも、アルカディア人の奴隷のように働かされるのは嫌だろう。
人間にだってプライドがある。

リ(でも…)

だからといって、自分たちが仕事をしないでいいという理由にはならない。
自分さえ良ければ、それでいいという考え方は間違ってる!

リ(その腐った人間性が星の環境に適応してしまったんだ…)

彼らにとって、あたしみたいに他の星で育った人間は異質というわけね。

リ(トロポスの規律も、このラディクスの退廃も…)

それぞれの星に住んだ人間たちのせいだ!

リ「ありがとう。参考になったわ」

ポーキーと話をして本当に良かった。
この星でどんな人に出会っても、冷静に対処できるだろう。
(運点+1だけど、原運点を超えられないので、変化しない)

リ(とりあえず大学へ行ってみよう。何かわかるかもしれない)

あたしはモノレールに乗り込む。











三十分ほどで大学に着いた。

・大学に入る

・しばらく外で様子を見る

近くに博物館もあるようだ。


★ステータス
技術点 11/11  体力点 17/17  運点 11/11

★持ち物
レーザー・ソード
反重力バックパック(品物を六つまで入れることができる)
(赤外線スキャナー)
(ブレスレット)
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★所持金
2120クレジット

★コードの手掛かり
け! たたかいはわれらのたのしみ
はたぎる、もたもたするな
んのうのアルカディオンよ!
うをおしむな、すすめ、つねにすすめ!
け! いくさのおたけびに、ちはさわぐ
をもとめて────すすめ、ひたすらすすめ

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