
コンビニで見つけた商品。
思わず手にとって、カゴに入れてしまった。
湖池屋のすっぱムーチョ。
カラムーチョの姉妹品として登場した、酸っぱさがウリのポテトスナック。
キャラクターのバアさんが口をすぼめ、
酸っぱさに悶絶しているように描かれているが、実際にはたいして酸っぱくはない。
カラムーチョもそうだが、まあ子供だましな大げさな商品だ。
だが、このとき見つけたのは、これまでのすっぱムーチョとは雰囲気が異なる。
「め」の一文字がやたら目立つシンプルなパッケージ。
その名も、“めっちゃすっぱムーチョ”。
“すっぱいビネガー味”とある。
これまでのは、酸味はあれど、口をすぼめるほどもなかった。
ウメトラ兄弟や、酢だこさん太郎の方が酸っぱいくらいだった。
ほほう、どれほどのものなのか、試してやろうじゃないか・・・。
そうしてカゴに入れて購入した。
ファンのアンコールで再発売されたらしい。
てことは前からあったってことか。
袋を開けると、ツーーンと酸っぱい刺激臭。
こ・・・これは、口にする前から、酸っぱいぞ!
レモンとか梅干しとか、そういったものじゃない、完全に純粋な酢の臭い。
柑橘系の食酢ではないし、かといって甘い香りのある米酢でもない。
もう化学的なクエン酸、いや酢酸のような感じ。
表面にはその酸っぱい素であろう、白いパウダーがびっしりとこびり付いている。
これクエンのか・・・?
そんな親父ギャグが頭に浮かぶ。
おそるそろる食べる。
これは酸っぱい!
これまでのすっぱムーチョとは比較にはならない。
しかし・・・食べられなくはない。
むしろ好きな味かもしれない。
クエン酸ナトリウムがたっぷりまぶされた、やわらか酢こんぶより、やや酸っぱい程度。
酢こんぶが好きな人ならば、このめっちゃすっぱムーチョはイケるはず。
酸っぱいおかげで、油っこいポテトチップスも軽く感じる。
すっぱさをウリにするなら、酸味これくらいなきゃ。
時期ほぼ同じくして、別のコンビニでもうひとつ、すっぱいお菓子をゲットした。
東ハトの“魔性ウメデューサ”。
パッケージを見てピンと来るように、激辛スナックの“暴君ハバネロ”。
あれのすっぱいバージョンだ。
髪を逆立てたメデューサが口をすぼめている。
すっぱいからか、毛髪のヘビは元気がないように見える。
赤と紫のカラーリングは梅干しとシソをイメージしているのかな?
「梅肉エキス練りこみよっ!」とセリフ付き。
暴君ハバネロには、辛さの目安というトウガラシのゲージがあるが、
魔性ウメデューサは、すっぱさの目安の梅干しゲージが付いていた。
もちろんゲージMAXだ。
どれだけ酸っぱいのか?
これも、湖池屋のめっちゃすっぱムーチョと一緒に食べてみることに。
そう、二社の商品、どっちが酸っぱいか食べ比べ。
こちらも開封した瞬間、ツーンと酸っぱい刺激臭が漂う。
ただし、梅干しの香りが含まれているため、めっちゃすっぱムーチョよりはマイルドに感じる。
表面にはやはり、酸っぱさの素となっているであろうパウダーがびっしり。
生地に梅肉エキスが練り込まれているということで、色もそんな雰囲気に。
おそるおそる口に含んでみる。
これまた酸っぱい!
しかし、無機質でただ酸っぱいだけに感じためっちゃすっぱムーチョとは異なり、
やはり梅干しの風味とジャガイモの風味もより感じられ、
酸っぱいだけでなく うま味もあったので、味の方も若干マイルドだろうか。
それでも小粒で、調子に乗ってパクパク口に入れていけば、やっぱり酸っぱいのが口に溜まってくる。
こっちは表面のみならず、生地まで酸っぱいからなおさら。
ふつうのスナック菓子のテンポで食べてはいけない。
酸っぱさに関しては、甲乙付けがたかった。
美味しさも五分五分。
ポテトチップスとリング状のポテトスナックで、形状も異なるため単純比較はできない、
梅干しが苦手なひとはウメデューサはダメだろう。
両方ともじゅうぶん酸っぱかったが、うちのお母んが漬けた梅干しには敵わない。
あれは本当に眉間にシワ寄せ悶絶する酸っぱさ。
口に含んで果肉を削ぎ取ったら、素早く種を吐き出す。
果肉は咀嚼せずに胃袋へ流し込む。
食道がたまにムカムカする。
梅干しって、胃腸の調子が悪い時に食べるものでもあるけれど、
うちのお母んの梅干しは逆効果になるから危険。
湖池屋といえばベルマーク。
ベルマークにも悶絶するバアさん。
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