がんばれ！受験生 カップ麺

　

正月が過ぎ、スーパーの売り場が瞬く間に様変わり。

節分豆が並び、恵方巻の予約チラシなんかも貼られてある。

バレンタインの特設コーナーもでき、いろんなチョコが並んでいる。

そしてこの時期、もうひとつ並ぶのが、受験向けの商品。

お菓子やパン，インスタント食品を中心に、合格祈願の商品が並ぶ。

　

商品名などを受験勉強や合格にちなんだ言葉と語呂合わせにしたり、

いろいろこじつけて、各メーカー色々創意工夫して毎年様々な商品を発売してくれる。

売上をあげるため、企画スタッフの涙ぐましい努力が垣間見える。

そういった商品を店頭で見るたび、立ち止まって見てしまう。

別に自分が受験生なわけでもないし、ふたりの子どもたちも、とっくに社会人になっているし、

本来 用はない商品なんだけど、やっぱ気になってしまう。

　

そうして、今年購入してしまった商品が カップ麺三種。

マルちゃんブランドの東洋水産から販売されている、

ラーメンとうどん、そして焼きそばのカップ麺。

それぞれ同社の商品、麺づくり，赤いきつね，俺の塩を受験仕様にした商品。

すべて ねぎ味で、ネギで“ネ”バー“ギ”ブアップ”。

「諦めんな！」と受験生を応援する。

もはやダジャレでも語呂合わせでもなんでもない。

　

もうこじつけもここまで来たか。

まあネギは免疫力アップに効果的な野菜ではある。

体調に気を付けたい受験生にゃ打ってつけの食品だろう。

　

パケージはすべて、桜の柄が入ってピンク色。

“サクラサク”合格祈願にちなんだチョイス。

また、絵馬を連想させる五角形の窓枠のなかで、招き猫が長ネギをかかげ、

“ネバーギブアップ！”と応援しているイラスト入り。

招福の招き猫と、神頼みの絵馬、そしてネギ･･･。

わらにもすがる思いの受験生にゃ、ありがたい･･のだろうな。

　

ねぎは好き。

なので、受験云々は関係ないけれど、三種すべて買って食べてみた。

まずは、カップ焼きそばの、“俺の塩 ねぎ塩味焼そば”。

　

がんばれ！受験生 俺の塩 ねぎ塩味焼そば

　

生麺と生の魚介や野菜で調理する焼きそばは別だが、

塩味のインスタント焼きそばは あまり好きじゃない。

その代表格である、“俺の塩”もほとんど買って食べたりしない。

インスタントの焼きそばは、やっぱりソース味に限る。

なので、俺の塩を食べるのは数年振りかも。

　

熱湯1分！

　

フタをめくって、小袋を取り出す。

粉末スープと液体スープ、それと あとのせかやくの小袋。

お湯を注いで3分･･！

え？！

1分！？

焼きそばには珍しい、お湯を注いで1分待ち。

なるほど、よく見ると麺が博多のとんこつラーメン並の極細面だった。

　

ぬーどるストッパーはチェンさん。

　

1分経ったら湯切りして、液体スープと粉末スープを投入。

よおくかき混ぜて、面全体にスープを絡ませ、

最後にあとのせかやくを、麺の上にドバっと乗せる。

大量の乾燥ネギと白ごまが麺の上に乗っかって、すごい美味そう。

　

ネギはもっとあってもいい。

青ネギよりも白ネギの方が甘味もあり香りもよくて良かったかも。

　

麺は焼きそばにしては珍し極細麺。

博多の焼きラーメンみたいな感覚で食べられる。

　

塩焼きそばにしては美味しかった。

ただ、個人的にネギはもっとどっさりあっても良かった。

白ネギが好きなので、青ネギのみならず白ネギももっと大量に入ってて、

こんもり小山ができるくらいにネギまみれで食べてみたかった。

焼きそば自体は、にんにくが感じられるパンチのある味だった。

かやくはネギとゴマだけなので、肉を欲するひとには寂しいかも。

一応、ソースがポークっぽい風味にはなっていたけれどね。

　

がんばれ！受験生 麺づくり 鶏だしねぎ塩味

　

次いで食べたのが、麺づくり 鶏だしねぎ塩味。

麺づくりはうまいので、よく買って食べる。

なんといっても、その名に恥じぬ のど越しのいい麺の食味がいい。

期間限定商品も渋めのものが発売されるので、都度 購入して食べていると思う。

　

麺づくりは名前のとおり麺がうまい。

　

こちらも小袋3つ。

後入れの液体スープと粉末スープ。

そして先入れのかやく。

かやくを入れて、お湯を注いで4分待つ。

麺の太さは同じくらいなのに、

俺の塩が1分で、麺づくりは4分というのが何だかヘンな感じ。

　

ぬーどるストッパーはケルシーちゃん。

アークナイツ率高いな。

　

　

スープは透き通ったチキンスープ。

ねぎの風味もあるけれど、かやくのネギに依存してるようで弱い。

鶏だしは効いているけれど、鶏だしは過去に最強クラスのものに出会って以来、

生半可なものだと、物足りなくなってしまった。

とはいえ、じゅうぶんに美味しい。

そもそも受験生が深夜に夜食として食べるであろうことを想定すれば、

このじんわり来るような優しい味はアリだろう。

　

がんばれ！受験生 ねぎ香る肉だしうどん

　

最後は“ねぎ香る 肉だしうどん”。

赤いきつねや、緑のたぬきの期間限定バージョン。

肉うどんじゃなく、肉だしってところがミソ。

カップには麺と一緒に刻みあげがスタンバイしている。

粉末スープとかやくを麺の上にあけ、お湯注いで5分待つ。

　

ぬーどるストッパーは不知火舞さん。

衣装が真っ赤だし扇持っているし、なんとなく受験応援に合っていそう。

青少年には刺激が強過ぎて目の毒になるかもだけど。

　

粉末スープの段階で、しっかりネギの風味は感じられていたが、

できあがりは、より一層ネギの風味が強くなっていた。

こういったインスタント食品においては、

フリーズドライのネギに依存するよりも、

やっぱりエキスとしてスープに使用した方が味は強くなるのだろうな。

　

　

個人的にこれが一番、美味しかった。

ねぎの香りとだしがよくマッチしていた。

麺もチープだけど、スープとよく絡んでいて美味しい。

一番食べ慣れているってのもあるかもしれない。

スープに魚介の風味があったのも強い。

肉はだしだけじゃなく、かやくにもちゃんとそぼろっぽい肉が入っていた。

　

三種食べて、どれも美味しかった。

廉売されているので、この値段ならば全然リピートする。

発売から一週間ほど経ったが、どの店でもだいぶ少なくなってきた。

おそらく一度きり入荷のスポット商品で再入荷はないだろう。

残りは、本当の受験生のためにとっとくべきか？

　

ネギということで、カモネギ（ガラルのすがた）さん。

目つきが悪いっ！

　

ネギガナイトさんのモンコレは しっかりと自立できなかったが、

カモネギさんの方はでかい ながねぎのおかげで自立できちゃう。

　

ソード／シールドはイギリスが舞台だから、ポアロネギかな？

ポアロネギはフランスだったっけ。

そもそもイギリス料理に長ネギ使用されるのか？

イギリス料理･･･。