昨年末、スーパーで見つけて購入したカップ麺、"どん兵衛 年明けうどん”。
日清食品から販売されている、あの大きな油あげの乗ったカップうどんの、どん兵衛。
それの年明けうどんバージョンの商品。
販売期間が凄く限られた商品に違いない。
廉売されていたので、どんなものかと一個だけ買ってみた。
年明けうどん。
数年前から、大晦日に食べる年越しそばに対して、
新年開けてから食べる麺として、この年明けうどんがフューチャーされはじめた。
コンビニやスーパーで、既存のうどん商品を、
年明けうどんとして販促展開しているのを見たことがあるし、
大手うどんチェーン店なども、それにちなんだメニューを期間限定に出してはいるようだ。
年明けうどんを提唱した香川県では定着しているようだが、
全国的にはまだまだ認知度も低く、あまり浸透しているようには思えない。
自分も実際に年明けうどんを食するのは今年が初めてである。
どん兵衛 年明けうどんに入っていた、かやく類。
元旦には食べず、2日でもなく、本日3日になって食べることとなったが、
年明けうどんの定義のひとつに、"1月1日~1月15日の間に食べる”とあるので、ぜんぜんセーフ。
ふたをめくって、まずはかやく類を取り出す。
スープとかやくの小袋と、生の梅干しが入った小袋がひとつ。
これまた年明けうどんの定義のなかに、
"具材に紅色の食材(梅干し,金時人参のてんぷら等)を入れること”とあるので、
この梅干しは年明けうどんを名乗るうえで必須材料なのだろう。
金時人参のてんぷらて・・・普通の人参じゃだめなのか?
オレンジだからだめ?
かやくには、「寿」と書かれた紅のおめでたいかまぼこが2枚。
それとフリーズドライのかき玉子とネギ、とろろ昆布。
かき玉子は、酉年をイメージしてだろうか?
スープとかやくの小袋を開けて麺の上にふりまく。
ふわっと香る、昆布とかつおだしのにおい。
これこれ、どん兵衛のこのだしのにおい好きだな~。
東日本だと、これが醤油強めの香りになるのだろうな。
とろろ昆布は、なんとなく後入れしたいイメージだけど、そのまま麺の上に開けてお湯を注いだ。
そうして待つこと5分。
梅干しを投入して、視覚的にもおめでたい、どん兵衛 年明けうどんが完成。
寒い朝、関西風のだしが体に染み入る。
西日本の人間だから、やっぱりうどんのスープは関西風がいい。
チープだけどツルツルと喉越しのいい麺。
薄っぺらいけれど弾力のある、寿かまぼこ。
芯がふやからずに残っている、とろろ昆布。
これを後入れだなんて とんでもなかった。
ふわっふわのかき玉子は大きめで量も多く感じた。
やっぱりこれは酉年を意識しての具材に違いない。
スープを飲み干し、梅干しを最後に食べて、あっと言う間に完食。
でもやっぱり、どん兵衛は油あげがないとなんだか物足りない。
ラベルの裏には、日清から新年のあいさつ。
年明けうどん、悪くない。
まあ食べ慣れているというか、馴染みのあるどん兵衛だからな。
ふつうにうどん店で、これを食べてみようかな?
うちだ屋,ウエスト,丸亀製麺が近所にあるから、どっかで食うか。
というか、これらチェーン店がはたして、年明けうどんをやっているかどうか。
さぬきうどん店の丸亀製麺だけは期待できるけれど。
それから、調べてみたら、年越しそば,年明けうどんに続き、
"参拝ラーメン”なるものも近年登場しているようだ。
"初詣で冷えた体を熱いラーメンを食べて温めよう"みたいな感じで、京都から発信している模様。
もうなんでもアリやん。
大掃除パスタとか、書き初めひやむぎとか、鏡開きそうめんとか、
なんか色々こじつけて麺業会が攻めてきそうだな。
ごちそうさまでした。
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