日本人なら 味噌汁。
だしの効いた味噌の香り。
じんわり染み入る味噌の味。
豆腐とわかめ,ナスと長ネギ,なめことネギ,etc...。
ただ、一人暮らしとなると、味噌汁はハードルが高い。
作るのが面倒・・・というより、量の問題。
せいぜい二杯くらいでいいのだが、
それだけの量を作るには、野菜などの具を持てあましてしまう。
一度で食べきらずに、残しておけばいいと思うかもしれないが、
夏場は傷むのが怖いし、何より再加熱すると味が濃くなってしまうし、
具が煮えすぎて美味しくなくなってしまう。
そんなとき、即席の味噌汁が強い味方になる。
インスタントとはいえ、バカにできない美味しさ。
素人が作るよりもしっかりと だしも効いているし、
味噌の濃さの加減も申し分ない。
難を言えば、やはり具がフリーズドライだったりするので、
菜物や豆腐,あさり貝などの具は、特に食感が劣ってしまうことだろうか。
インスタント味噌汁のメーカーは、
全国的には永谷園やマルコメ,ハナマルキ等のメーカーが有名だろうか。
どこのスーパーでも見かけるし、どれも安定した美味しさ。
自分もこれらメーカーの商品を買うことが多い。
今年のはじめくらいに店頭で見つけた商品。
福岡県みやま市にある味噌・醤油メーカー、マルヱ醤油の商品。
南関あげと有明海産のりのインスタント味噌汁。
おそらく販路は九州北部と山口くらいかな?
南関あげ,有明海産のり、それぞれ3食ずつ。
ひと袋に6食入り。
南関あげは、熊本県南関町の特産品の油あげ。
ふつうの油あげよりも薄っぺらく、パサパサで固く水分がほとんどない。
製造工程で豆腐を薄くし、圧力でぺしゃんこにして、
極限まで水分を抜いて揚げて作られる。
保存が効くよう工夫された油あげ。
愛媛県に南関あげによく似た、松山あげというのがあるが、
南関あげは、松山あげがルーツらしい。
自分は広島に居たころに松山あげに出会って衝撃を受け、
福岡に戻って南関あげを知ったので、松山あげの方が馴染みがあったりする。
南関あげの味噌汁。
わかめとねぎ入り。
その南関あげを使用したインスタント味噌汁。
もうひとつは、有明海の海苔を使用したインスタント味噌汁。
有明海の海苔は、言わずもがな海苔の一大産地である有明海の海苔。
福岡県,佐賀県の両県で産出されるが、佐賀の方が有名。
このインスタント味噌汁にも、佐賀県産のものが使用されている。
このインスタント味噌汁が美味しい。
南関あげの独特の食感。
たっぷりとだしを吸って美味しいあげ。
お湯で戻すと、ふっくらとしたあげに様変わりする。
有明の海苔も、磯の香りがたまらない。
わかめとはまた違う美味しさ。
たっぷりの海苔が和食とよく合う。
有明海産のりの味噌汁。
わかめとごま入り。
肝心の味噌は、九州特有のあわせ味噌。
だしはシンプルにかつおだし。
慣れ親しんでいる味なので毎日吸っても飽きの来ない味。
もう他のインスタント味噌汁に戻れなくなってしまった。
しじみ吸いてえ・・・なめこ吸いてえ・・・。
具をチェンジしたいと思ったときに、他社製品を買うくらい。
期間限定?で販売されていた、南関あげ&ぶなしめじ。
ぶなしめじのコストが高いのか?
ぶなしめじは2食入りで、計5食入りに減らされている。
福岡県産ぶなしめじ入り。
朝倉だったかに きのこ工場があったっけ。
ただ、やっぱりちゃんと味噌汁を作りたいなあと最近思う。
そろそろ、ちゃんと自炊を開始しようか。
まずは二十年前に使用していた炊飯器が動くかどうかを確かめんと。
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