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帰宅してパソコン起動。
まずはメールチェック。
ほとんどスパムメールだが、自分から登録しているメルマガもある。
ガンダムグッズを購入している、プレミアムバンダイ。
ドラゴンクエストⅩオンライン関連で、スクウェア・エニックス。
それ以外にもヤフオクやアマゾン、家電店、カード会社、コンビニ、
以前利用したネットストア等々、さまざまだ。
それら全てに目を通すわけじゃないが、
大抵 目を通しているのが、フィギュアメーカーのメルマガ。
新作フィギュアの予約開始や予約締切の案内、
期間限定の割引セール,蔵出し販売の案内だったりさまざま。
先月の末頃、フィギュアメーカーのひとつ、
コトブキヤから、アンケート依頼のメールが届く。
コトブキヤは、ファンからは“ブキヤ”と称されている。
フィギュアを集めているひとならば誰もが知っている、
業界の老舗であり大手メーカーでもある。
そんなコトブキヤからのアンケート依頼。
どんなんだろう?とメールを読み進める。
“「デジタルフィギュアへの興味関心」をテーマとしたアンケート”。
“デジタルフィギュア”・・ってなんだ?
デジタル写真集みたいな感じで、それ自体「モノ」として存在せず、
パソコンやスマフォで専用アプリで楽しむみたいなもんか?
立体造形が魅力のフィギュアに、そういったデジタル要素が結びつかない。
デジタルフィギュアなるものが、どういうものなのか知らないままに、
とりあえずアンケートページに進んでみた。
アンケート冒頭から、デジタルフィギュアがどういうものなのか、
動画が挿し込まれて丁寧に説明してくれている。
テーブルの上にフィギュアの化粧箱。
そのなかで動いている、3Dデジタル画像のキャラクター。
・・・・・。
こんなものの商品が計画されているんだ・・・。
数年前、いや、もう十数年前になるかもしれない。
当時まだまだ現役だった携帯ゲーム機、ニンテンドー3DS。
内蔵されていたAR(拡張現実)アプリを起動して、カメラモードで専用カードを覗くと、
マリオやヨッシー等、ゲームのキャラクターが合成され、リアル景色のなかで動いていた。
自分の手のひらにキャラクターを乗っけたりして、遊ぶこともできた。
あのときも衝撃を受けたものだが、小さなゲーム機の画面内ではなく、
ふつうにフィギュアのサイズでキャラクターが箱のなかで動くのか!?
デジタルフィギュアには音声もあるようで、
なかのキャラクターが動くだけでなく、喋ったり歌ったりもするらしい。
自分の好きなキャラクターが、机の上で動いて喋る。
これって、めちゃくちゃ素敵なことじゃないか?
参考動画では外のボックスと中のキャラクターが一致していて、
そのキャラクター専用で、それのみのボックスのようだけど、
キャラクターの入っていない、フィギュアを投影する専用のボックスを買って、
キャラクターを追加して入替や切替が可能なモデルなんかが発売されれば、
爆発的に売れるかもしれない。
しかも一体一体はリアルフィギュアよりもずっと安い価格で購入できるし、
フィギュアコレクターの最大の問題、箱や置き場所の問題が一気に解消される。
もちろんボックスを複数購入すれば、複数のキャラクターの動きを同時に楽しむこともできる。
これは夢が膨らむ商品だ。
さらに技術が進み、キャラクターにSiriやアレクサみたいなAI知能を持たせ、
また性格づけなんかもできれば、持ち主との会話も可能になるかもしれないし、
デジタルフィギュア同士での会話なんてのも繰り広げられるかもしれない。
アンケートの動画には、さすがにそこまで進んだ内容での企画ではないようだが、
夢はどんどん膨らむばかり。
これが実現されれば、婚姻率もっと下がるだろうな。
アンケートの設問は商品化に向けて、
ボックスのサイズや、音声付き等オプションのフィギュアのグレード、
スマフォを介するか否か、サブスク制度等、いろんなパターンで、
それらがどのくらいの価格帯なら買いたい、利用したいと思いますか?
そんな価格主体の設問が続いた。
商品化間近なのかもしれない。
よく解らないので、これくらいなら・・・の価格で回答していった。
だが、最後のフリーコメントで、これまでの回答が意味をなさないような回答をした。
商品化されても、自分は購入しないかな・・・と。
やっぱりフュギュアって、立体物としての魅力が最大なんだと思うんだ。
手指,毛先,筋肉,衣服のシワ,機械の継目,etc・・・小さいのに精巧に作られた造形、
肌,髪の毛,繊維,金属,etc・・・質感を感じさせるリアルな塗装。
それらを間近でまじまじと眺め、職人の仕事に感心する。
それと同時にキャラクターの魅力にうっとりする。
はたから見れば、あぶない趣味のひとに映るだろうが、
古代より、彫刻や仏像,ブロンズ像など、彫塑物に魅入ったひとって、こんなんだろ?
指先からつま先まで、なびく髪や衣服、しなやかな身体のねじれ、
水しぶきのエフェクトに至るまで、細やかな造形がフィギュアの魅力。
デジタルフィギュアにも魅力を感じる。
だけど、やっぱり実在する“モノ”としてその場に存在しないと、
造形物としてのフィギュアの魅力は半減してしまう。
なので、自分は商品化されても利用しないだろう。
デジタルフィギュアはあくまでも平面的なデジタルコンテンツ。
デジタルフォトフレームなんかと同じ感覚。
なんでもかんでもデジタル化。
漫画も小説も写真集もデジタル化。
書籍類、紙媒体はこぞってデジタル化してしまった。
漫画や小説はデジタルだと、一時的なページ遡りの読み返しが面倒じゃないか?
写真集のデジタル化なんて自分にゃ考えられんのだが?
あんなスマフォの小さな画面でグラビアなんて見てどうすんの?
フィギュアは決して動かないし喋らない。
だが今にも動き出しそうな精巧な造形こそのフィギュアの魅力。
音楽もデジタル化。
CDジャケット眺めたり、盤面デザインに見入ってみたり、
歌詞カードで曲の意味を考察したり、
ライナーノーツでアーティストの心境を知ったり、
曲制作の裏話を知ったり、解説者のどうでもいい うんちくを知ったり、
音楽のそんな楽しみ方もなくなってしまった。
ゲームソフトもデジタル化。
ダウンロード版が主流で、パッケージ版でも、もう紙製のマニュアルが付属しない。
これも音楽CDに繋がるけれど、やはりゲームのパッケージを眺めたり、
何よりもプレイ前にマニュアルを見るのが最高に楽しかった。
挿絵イラストで、世界観を想像したり、
この装備ってこんなデザインだったんだ!
あのモンスターってこんな顔していたんだ!
ドット絵時代のグラフィックの粗い時代だったからこそ、
単にマニュアルとしてだけでなく、
ゲームの世界観を知ることができる、貴重な情報源だった。
衣服や素肌,金属や鉱物等、
リアルな質感を引き出す表面処理や塗装もフィギュアの魅力。
ペーパーレス化も大事だし、ミニマリスト化も良いけれど、
なんでもかんでもデジタル化して寂しく感じる。
自分はとことんアナログでいくわ。
まあまずこんな収集癖&ステラレネーゼな性格なんで、
ミニマリストなんて絶対に無理。
高齢になって終活すべきときになったら、そうせざるを得んだろうけどね。
それはまだ先のお話・・・であって欲しい。
Digital Figure Box - デジタルフィギュア専用ディスプレイ デモムービー
デジタルフィギュアボックス ずんだもん商品紹介
デジタルフィギュア、すでに販売されていた・・・。
Gatebox デジタルフィギュアボックス買ってみた
ただ、現段階で販売されているものはスマフォを挿し込んで利用するタイプのみみたい。
将来的にはアンケートにもあったけれど、
一番上の動画みたく、スマフォを介しないものが販売されるのだろう。
それにしてもジョイマン高木て・・・。
造形美があってこそです。
デジタルフィギュアは、ちょっと邪道かなぁ。
オイラはお迎えしないですね。
なんでもかんでもデジタル化。
アナログ人間のオイラにゃ厳しい世の中ですわ。
紙媒体好きだし、メールとかより電話!です。
デジタルも便利な時は便利だけど、基本ネットって余り信じてないし、目に見えるものしか信じられない性分です。
デジタルフィギュアは、“フィギュア”と呼ばれはしますが、
既存のフィギュアとは全く違うものだと思っています。
これはこれで新たなファンや購買層ができそうですね。
自分も要らないとは言ったものの、
推しキャラが販売されると買ってしまうかも。
机の上でルナナ様が動くって最高やん!
みはねさんが紙媒体好きなのは、そちらの記事で十二分に判ります。
いつもかなりの量の本や漫画を購入されていますよね。
あれ全部読んでいるの凄いです!