散歩道から

葛西周辺の散歩道で出会った花々を中心に季節の動きを追いかけていきます。

’04 カナディアン・ロッキー

2011-09-24 19:09:04 | カナダ旅行 ’04年、’05年、’07年
アイスフィールド・パークウェイ

’04 カナディアンロッキー
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2004年に初めて訪れたカナディアンロッキーの旅のアルバムを纏めました。
旅程:2004年9月17日~9月24日

カナダには今回が始めての旅だ。
どんなところ? 自由に野山を歩き回って危険はない?
グリズリーやオオカミにでくわすのでは? 山道は整備されているの?
案内図や地図はどうする?
来年の夏、ゆっくりとトレッキングを楽しむための下調べを兼ねて出かけることにした。

シアトル経由でカルガリーへ飛ぶ、小型のプロペラ機だ。
低く飛ぶので雪を頂いたカナディアン・ロッキーの山々が手に取るように見える。

カルガリー空港からロッキーの表玄関であるバンフへ向かう。
一般的には1号線を利用するが、景色が楽しめる旧道の1Aを利用する。
走り出してまず最初に感激したのは空の広さだ。
バンフの手前にある町ケンモア付近でビッグホーン・シープのお出迎えだ、これから先に会える動物たちに期待。

朝霧の中、ヨーホー国立公園に向かう。 途中の1Aでは霧にかすむロッキーの峯々が素晴らしい!
エメラルド・グリーンの湖水をたたえた静かなたたづまいのエマラルド湖に赤いピラカンサが映える。
400mもの落差でかなりの水量が落ち込んでいるタカカウ滝も見事だ。

カナダの旧20ドル札の図案に採用されていたモレイン湖に向かう。
途中から雪が降り始めた、まだ9月17日なのにロッキーの冬は早い。
雪のために湖の景色は分からないが来年の楽しみにとっておこう。
外も寒くなってきたのでレイク・ルイーズ湖の湖畔のホテルでティー・タイムをとる。
モレイン湖より標高が低いためこちらでは雨になっていた。

バーミリオン湖の秋はアスペンが色づいていて美しい。
サルファー山にはゴンドラで登り、サンソン・ピークまで歩くと360度の大展望だ。
眼下にバンフの町並みや曲がりくねって流れるボウ川が見える。

今日は、1Aを経由しアイスフィールド・パークウェイを走ってジャスパーへ行く。約300kmのドライブだ。
1Aでは遠方に雪を抱いた山を背景に秋色の原野が美しい。
アイスフィールド・パークウェイでは両側に雪を頂いたロッキーの山々が続く。
マッターホルンの初登頂者ウィンバーをして『スイスを50ばかり1ヶ所に集めたようだ!』と言わしめたルートである。
ボウ峠からは今来た道が足元に見える、ここまでがバンフ国立公園だ。これから先はジャスパー国立公園に入る。
この先のハイライトは、コロンビア大氷原325平方kmに及ぶ巨大な氷河だ。

ジャスパーのロッジは3連泊以上でなければ受け付けてくれない。
コロンビア大氷原の融水を源流にしたアサバスカ川の傍にあるロッジに泊まる。
いきなりエルクが出迎えてくれた。

ジャスパー郊外にある人気のマリーン湖に行ってみた。
途中で雪が降ったがマリーン湖はエメラルド色の湖水を静かにたたえていた。
冬には完全に干上がってしまうというメディスン湖の秋色が美しい。
夏には賑わうというジャスパーから程近いところにあるピラミッド湖も、いまは静かだ。

爽やかな空気が町を包むジャスパー。
駅には蒸気機関車が展示されている。
ロッジの部屋にはミニキッチンやジェットバスまで装備されていたがインターネットや電話ができない。
日常を忘れてのんびりしてもらうための気遣いのようだ。
のんびりとアサバスカ川を眺めていよう。

エディス・キャベル山の近くまで車で行き、そこからトレイルを行くと断崖絶壁と氷河、
氷塊の浮いた氷河湖が目の前に広がり、氷河のだんそうも見ることができる。
目を上げると羽を広げた天使のようなエンジェル氷河が見える。

今朝窓の外にはエルクがやってきていた。今日でジャスパーを発つので見送りかな。
来るときには見落としてしまったペイト湖、なんと美しい湖水だろう!
バンフのバーミリオン湖の秋がいっそう深まっている。

来年の夏に 必ず来るよと機内よりカルガリーに再会を誓う。
機内で出されたデザートで旅の疲れも癒された。
コメント (2)
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