小林多喜二の誕生日から一カ月遅くなりましたけれど、この一冊で「蟹工船」のイメージは変わる。変えることができる。
人間としての赤裸々な多喜二の恋、苦悩、学習、挫折、成長。。。。。。
表紙には、多喜二と小樽時代からの恋人タキ、そしてタキあての最後の手紙がデザインされている。
岩波文庫 20091113 『小林多喜二の手紙』 荻野富士夫/編
人間としての赤裸々な多喜二の恋、苦悩、学習、挫折、成長。。。。。。
表紙には、多喜二と小樽時代からの恋人タキ、そしてタキあての最後の手紙がデザインされている。
岩波文庫 20091113 『小林多喜二の手紙』 荻野富士夫/編
早速注文しました。タイトルについて一寸触れてみます。きっかけは、先日送られてきた資料「南山城の光芒」の中で、本庄豊氏が『山本懸蔵 の選挙は「追っかけ」が多数をしめており、多喜二が選挙情勢を見誤った。=原因』との記述がありました。(初めての指摘でした。)
1928年2月23日付『小樽新聞号外』を見てビックリしました。
○ 東倶知安村=1票(光寿寺開演前=満員)
○ 倶知安町=163票(1500名で盛況)
他にも(ゼロ=10町村)・(1票=5町村)
という結果です。
当時は、投票所=開票所なので反共風土が強い小さな村では「投票行動」に大きな影響を与えたと思いますが。今後の研究課題になりそうです。
「盟友たち」の調査や書込みに集中していますが、時折、「開いて」います。では。また。
岩波文庫としては、これまでにない画期的な表紙になっていますね。
とてもいい雰囲気の仕上がりだとおもうのですが。。。
大宮ジュンク堂にはまだ入荷されていませんでした。
残念!!
注文を入れた店に明日は取りに行けそうです。
たのしみっ。
届いたら連絡をもらうことになっているのですが。。。
「一緒に買ってね♪」とばかりにジャック・ロンドンの(どん底の人々)が並んでいたので一緒に購入!(多喜二が訳した見捨てられた人の世界だァ)
:手紙:ですが、人間・多喜二・が表現できないほど愛おしくてたまらなくなる編集でした。
解説を先に読みましたが、多喜二に思いをよせながらもセンチメンタルにはなっていないので私の心に真直ぐに入って来ました
読みやすくて・深くて・しかも文庫!
素晴らしいですね!
私も明日は絶対に買いにいきます。
時間あるかなー。
時間は自分でつくらなくては・・・。多喜二は自分で時間をつくって小説を書いていたのですよね。人々にエールを送り、そしてメッセージを送るために。
最近、多喜二が忙しい中で、どうやってあれだけの仕事ができたのかを考えています。そうしたら、なんとなくわかる気がしてきます。多喜二は自分のために活動していたのではなく(もちろん自分が「生きる」ということを貫きながら)、みんなのために活動していたから、常にメッセージを送ることを心掛けていたのですね。
人々に語りかけることのない活動では、絶対にダメだと思います。私も、働く人々にメッセージを送り続けたいと思っています。