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Linux仮想サーバーを使ってテスト用VPSサーバーを作る(2)
こんにちは。匠技術研究所の谷山 亮治です。
Linux仮想サーバーを使ってテスト用VPSサーバーを作る(2)では代表的な「仮想サーバーの使いかた」を考えてみます。
1.構築の検証をする
仮想サーバーは「本当のサーバー」を立ち上げる際の検証環境として使うことができます。検証ですからいろいろな設定を試みます。再起動する機会も多々あります。また、設定に失敗してログインできなくなることもあります。仮想サーバーであればインストール直後のクリーンな状態の仮想サーバー環境を、原本として保管さえしておけば、再構築は「原本コピーする」だけで、極めて容易です。「再インストール」という面倒なプロセスが不要になり、より検証に集中できます。
2.もちろん本サーバーとして使う
性能が許せば、仮想サーバーを「本サーバー」として使うことは極めて自然です。仮想サーバーは電子ファイルの状態ですから、本サーバー完成時のコピーがあれば、運用に入ってからも短時間で完成時に戻すことができます。運用中に設定の追加・変更を実施しても、そのときの仮想サーバーのコピーを保管しておけば容易に過去の状態まで戻すことができます。また、多くの場合、ハードウエアから分離されるので、場合によってはコピーを異なるハードウエア上で稼働させることも可能になります。
3.バックアップサーバーとして使う
仮想サーバーをバックアップサーバーとして使うことで、ごく希に発生するサーバーハードの障害の影響を軽減することができます。障害で全機能停止に陥るより「遅くても動いている」状態を作り、本復旧までつなぐことができた方が望ましく、その過程で使うサーバーとして仮想サーバーを使います。
つづく。
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