札幌のこのところの気温は、東京あたりの真冬の温度である。最高気温が10度に届かず、最低気温が0~3度程度である。当然であるが桜の開花などはまだまだである。
気の早い虫などは、日中の日差しに騙されて羽化し、しかし夜の気温で飛ぶ力さえ失う。そうした先走った大型の蚊のような虫は、実はここ数日の寒の戻りとも言うべき寒さで、また姿を消した。
例年ならば、すでに最高気温が15度を超える日があっても不思議ではないのだが、今年はまだそこまで暖かくならない。
北海道では殆どの家屋が二重窓である。真冬の寒さを乗り越える暖房が必須であり、その暖気を逃さぬための方法として二重窓が一般的な家屋の造りである。そのため、外気温が10度程度になると、暖房は朝夕だけで間に合うことが多い。特に起居していれば、その程度の気温で、窓から日差しさえ入れば、実際に暖房を停止していても、冬の着衣のままで生活に不自由はしない。ただし、それは「日差しがある日」に限られる。
この時期は、曇天や雨天、場合によっては降雪などがあって、そうした日は真冬ほどではないのだが、暖房が一日中必要となる場合も多い。
ここのところの札幌は、時折雲の切れ間から陽が射す程度であり、早朝は晴れて昼は曇天ということも多い。夜半から早朝まで晴れると、これが放射冷却という気象状態を伴い、気温を下げて一層寒さを助長する。夜から朝にかけての曇天は、おきた場合には寒々しい印象を与えるのだが、実はそれほど急激な気温の低下を示すものではない。ただ、そのまま日がな一日晴れ間がなければ、寒々しい一日となってしまう。
例年になく冬の降雪が多かった札幌である。つい先日、ようやく積雪0になったばかりである。平地で積雪が無くなったとしても、札幌を囲む周囲の山々の景色は、まだまだ白銀の尾根尾根が続く。春の香りは漂うのだが、本格的な春は、まだちょっとだけ足踏みしていて、私の周囲には届いていないようだ。
気の早い虫などは、日中の日差しに騙されて羽化し、しかし夜の気温で飛ぶ力さえ失う。そうした先走った大型の蚊のような虫は、実はここ数日の寒の戻りとも言うべき寒さで、また姿を消した。
例年ならば、すでに最高気温が15度を超える日があっても不思議ではないのだが、今年はまだそこまで暖かくならない。
北海道では殆どの家屋が二重窓である。真冬の寒さを乗り越える暖房が必須であり、その暖気を逃さぬための方法として二重窓が一般的な家屋の造りである。そのため、外気温が10度程度になると、暖房は朝夕だけで間に合うことが多い。特に起居していれば、その程度の気温で、窓から日差しさえ入れば、実際に暖房を停止していても、冬の着衣のままで生活に不自由はしない。ただし、それは「日差しがある日」に限られる。
この時期は、曇天や雨天、場合によっては降雪などがあって、そうした日は真冬ほどではないのだが、暖房が一日中必要となる場合も多い。
ここのところの札幌は、時折雲の切れ間から陽が射す程度であり、早朝は晴れて昼は曇天ということも多い。夜半から早朝まで晴れると、これが放射冷却という気象状態を伴い、気温を下げて一層寒さを助長する。夜から朝にかけての曇天は、おきた場合には寒々しい印象を与えるのだが、実はそれほど急激な気温の低下を示すものではない。ただ、そのまま日がな一日晴れ間がなければ、寒々しい一日となってしまう。
例年になく冬の降雪が多かった札幌である。つい先日、ようやく積雪0になったばかりである。平地で積雪が無くなったとしても、札幌を囲む周囲の山々の景色は、まだまだ白銀の尾根尾根が続く。春の香りは漂うのだが、本格的な春は、まだちょっとだけ足踏みしていて、私の周囲には届いていないようだ。