有馬記念・・・六郷土手・・・すし屋　多摩川

土手から　師走の寒風が・・・・・吹き降ろす・・・

伸治のおやっさんは・・・・カウンターに　七味とゆず乗せて・・・・羽田沖のゆでた子ダコをそっと・・・出す・・・・

「久しぶりに・・・マレーシアの健さん以外は・・・そろったね・・・・・」オヤッサンは　もう　一刻者のストレートを・・くい・・と　やってます。

「今年は・・・いやなことばかりね・・・もう・・有馬記念・・・・ハヤイナアア・・・・」堀の内インシャラー　早番上がりの・・・茜ちゃんがミンクのコート

脱いで・・・・さっと・・・カウンターの　ジントニック・・・・・・一気飲みデーーーーーーーーース！

松芝電気　独身寮の　健夫ちゃんと　伊豆高原から状況の林原さんは　有馬記念検討開始。　さっぽろ生の黒スタウト割で・・・がんがん　やってます。

「林原さん、　ローズキングダム回避で・・・・こりゃ・・・７番　ブエナ　かってくださいですね！」

「武もついてない・・・一年だったなあああ・・・・今回は　ブエナに・・・勝ちたかったろうけどな・・・・・」

　その横では　銚子から生きのいい　金目持参の　宮原大兄が・・・・惣菜や　ハナマルの千鳥母さんと　剣菱とアナゴで　粋に　飲んでます。

「ま・・・・・・２－３着は・・・混戦で・・・・馬単　　３連単で　勝負かな！！」宮原大兄が　ぼそ・・・と　つぶやきます。

「やっぱ・・・JAPANＣＵＰ　２－３着で　決まりじゃないの・・・」多摩川生活者・・・土手暮らし　廃品回収の真ちゃん　は・・・ささやかに

ホッピーで・・・・・・いつもの・・・本命予想！！

　隣で慶早大学の・・・紘先生は　うまそうに・・・・・中トロで　二階堂のお湯割です。

　伸治の　オヤッサン・・・・・・「２-３着は・・・・・・あれそうだな・・・・・」

「マレーシアの健さんからはね・・・・・ブエナ。。。　ドリームジャーニー。。。。穴が　エイシンフラッシュだって・・・・・」茜ちゃん。

　「俺も　１０番尾　エイシンフラシュウ・・・・・・ねらってるんだ！！」銚子からの林原大兄も・・・つぶやきます・・・・・・

　　　土手の向こうを・・・・・・サアアアーと・・・・・・・・冬ツバメが。。。。。飛んでいきます！！

みんなの夢を乗せて・・・・・・・・・・・さああああ・・・・・　日曜日の・・・・・有馬記念は・・・・・・・

多摩川 健・・リタイアシニアのつれずれ・・時代小説