先日、無事手術を終え、退院しました。
当初の予定よりちょっと長くなって、10日間の入院でした。
GW、史上初の10連休!と世間は浮かれていましたが
私は人生初の入院で世の中から隔離され
右わき腹にチューブを二本さされたままテレビを見て
時代が「令和」に変わったことを実感しようと努力していました(笑)
初の手術!初の全身麻酔!
同室の人は「手術室に入ったら緊張と不安で泣きだしてしまった」とか話していたんだけど
私はなぜか・・・全然そういう気持ち、なかったなあ。
「わー手術室って、こんなんなんだ~」
「わーみんな(医者・看護師)勢ぞろいして待ちかまえてる~ドラマみたい~」
という好奇心しかなくて
麻酔をされて「ふわ~」っとした心地よい感覚に、素直に身をゆだねたら
あっという間に手術は終わっていた。
3時間なんて、すぐだね。(寝てるからな)
マンガではこういう場合、主人公が
「この手術が成功したら、みんなのように野原を駆け回れるようになるのね・・・そしてあの人にも、会いに行けるのね・・・」
なんてモノローグで長い夢を見てたりするけど
実際そんな暇はねえ。瞬眠だから。
しかし現代医療ってすごいなあって思うのは
傷の痛みがほとんどないということ。
右乳切除してさ、脇の下までメス入ってるんだよ?
20センチ以上の傷があるのに
たまに「チクチク」「チリチリ」ってするくらい。
手術後1~2日には、神経系の痛みが脇を走って
しばらく動けなくなったりしたけど。
そういえばこの時って、ちょうどベッドに腰掛けてて
「ビリリッ!!!」と走った痛みにしばらく耐えていたんだけど
「どうやらこの痛みは続くぞ。看護師さんは何事も我慢しないでっていってたし、これはナースコールをした方がいいのか」
そう思ったのだが、ナースコールのボタンは私の右後ろにある!
あれをつかむには体を右にひねって、右手を伸ばさなければ!
・・・って今痛いのは右脇で、そっち側には動けないんですけど!!!
そんな自分の状況に内心笑いつつ、耐えていたらなんとかおさまった。
ふう・・・
人生には思いもかけない困難が待ち受けているものさ。
思いもかけない、といえば
乳がなくなったことで、今まで乳に隠れて見えにくかった己の二段腹が
超目立つんですけど(汗)
いや肉づきは自覚してましたよ。でもね、これほどとは・・・
・・・・・・まあ、いっか。
些細なことはどうでもいいんだよ。
今、元気に生きてればさあ。
乳の一つや二つなくなったって
ベテラン看護師とかわいコちゃん看護師の前でパンツ脱いで
おしっこの管抜かれたり、アソコ調べられたりしたら
もうなにがあっても、どうでもいいよね。