多摩爺の「旅のつれづれ(その2)」
都市伝説 横浜三塔物語(神奈川県横浜市)
ゴールデンウィーク前から、夏休みを過ぎてなお続いていた巣篭り生活
半年という時を経て・・・ 恐る、恐る、恐る、恐る、一歩だけ前へ踏みだしてみた。
せっかく好天に恵まれたシルバーウィークだから、マイクロツーリズムで・・・ 少しだけ気分転換
思い起こせば、多摩川(県境)を越えることさえ、罪悪感があったんだから、
いったいどうなっていたんだろう。
けっして無茶をするつもりはないが、あのような日々は・・・ もう、繰り返したくない。
特に目的があったわけじゃないが、久々に潮風に吹かれてみたくて・・・ 横浜にやって来た。
JR関内駅から横浜スタジアムを右に見て、みなと大通りを大桟橋方面に向かうと、
異国情緒が漂う、レンガ造りの洋館が三つ建っている。
その昔、荒れ狂う七つの海を超えて、はるばる異国からやってきた水夫たちは、
海から眺めた洋館の頂(塔)を見て、トランプになぞらえ、
キング、クイーン、ジャックと名付けた。
横浜三塔物語、いつごろから、そう云われ始めたのか・・・ それは、定かじゃないが、
異国の水夫たちの戯れは、いつしか1日で三つの洋館を巡ると、願いが叶うという都市伝説に変わり、
さらに、カップルで巡れば結ばれるという、恋愛成就のスポットになっていた。
いまや、高層ビルが林立する、我が国屈指の港町となった横浜
願いが叶うという、伝説の三つの塔を一望できるビュースポットが、
三か所(神奈川県庁、赤レンガ倉庫、大桟橋の国際線ターミナル)あるらしい。
ズルして、三か所のビュースポットから、纏めて三塔を眺めても良かったが、
絶対に叶えたい願いがあって・・・ 三塔を、それぞれ巡って来た。
家族の健康や、親の長寿、さらには・・・ ここんとこ、全くさえないカープの成績など、
あまりにも願い事が多すぎて、全部を叶えるには、一か月ぐらいかけて毎日通わなくちゃならないが、
いま、絶対に叶えたい願い事といえば、
「新型コロナウイルスが、1日も早く沈静化すること。」しかあり得ない。
通りすがりの爺さんが、大それたことを口走って恐縮だが、
この願いだけは、万国共通の大願であり、いの一番の悲願で間違いないだろう。
キングは、1928年竣工の「神奈川県庁」、五重塔をイメージさせる帝冠様式が特徴
クイーンは、1934年竣工の「横浜税関」、イスラム寺院風のエキゾチックなドームが特徴
ジャックは、1917年竣工の「横浜市開港記念会館」
東南に時計塔、西南に八角ドーム、西北に角ドームが特徴
三つの塔を一望できる、ビュースポットがある「赤レンガ倉庫」
近代的な「みなとみらい」地区のビル群を借景に、
海に浮かんだ出島(長崎)のような・・・ レトロな雰囲気が堪らない。
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