福生町食堂 そら豆 こまめ

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不思議な店

2011-07-29 | そら豆
今夜は、12時回った頃ですかね
一人で来てくださったお客様が
何か言いたそうに、首をかしげて食べています。


男性のお客様が、唐突に、忙しい?儲かるの?
なんだろうと思い、同業なんだろなぁと思いながら
僕も、あいまいな返事で
「そうですね、平日は暇ですが週末で食べていってます」

やはり唐突に「食べていけるの?福生は大変じゃない?」

「そうですね、食べてます。2年は頑張りました」

男性、ビックリしたかのように色々とまだまだ会話は続きましたが
そこでの質問に、この店は不思議だと!居酒屋には無いことがたくさんあると
言っていました。

なんなのかと聞いてみると
入口の雰囲気で入って見ると
店のオブジェもメニューの構成もノスタルジックではない
昭和の雰囲気も無いという事でした

お店の雰囲気はどんなジャンルみたいなことを言われたので
「僕の好きなものに囲まれています」と言ったら
また不思議な顔をして頭を抱えてしまいました

「あなたは相当な自信家だね」
これで、食べていけるのかと大丈夫なのかと
かなりしつこく言われましたが
実際、食べてます生きてますとしか言えませんからね

最後は、男性もオムレツも褒めて頂き
「落ち着くね」と言って帰っていきました

褒めて頂けたのでしょう
不思議な夜中のセミナーと言った感じでした
前の店のビーンズを思い出す時間で
僕は、ずっとにやけてしまいました

否定の中の肯定という文字

2011-07-29 | そら豆
なんだか訳のわからない題名ですが

今夜のお客様に「この文字は何?」と聞かれました













「これは、僕の作品なんですがいわゆる
書家の方のあまり書かない文字を自分なりの解釈をつけて書いたものなんです」という話をさせていただきました。
なぜこの文字を書くのか?という問いに 


怒(「ど」とか「怒る」)
あまりい言葉には使われません
でも僕なりに、人は怒る時もあれば怒らないといけない時も
あると思うのです。
怒っている様に見せて実は怒っていない
そんな事を、文字にしてみました

嫌(「いや」ですね)
いやって言ってても実は、そうして欲しかったり
そんな、時ありませんか?特に女性と
その雰囲気は女性との事が多いので
女偏が特徴あるように書きました

涙(なみだ)
涙にも色々ありますよね、悲しい涙やうれしい涙
悔しい涙もあります。
この涙は、僕が心の病気の時
復活した時に、生きてる喜びと感じられる喜びの涙です。
なので、悲しい悲観的な涙ではありません
悔しさでも、無いのです。
生きている事を心底感じた時の涙です。

というような事を端折って話をさせていただきました。
その素敵な女性から「あなたは、否定から始まる言葉を書く人なのかと思いました」といわれました。
そうでは無いのです。
タブーとされている言葉も、書く人の思いで
その言葉に対するイメージを変えられるのではないか
と思い書いてみました。というような事を説明させていただきました。
言葉で書くと、ひとつの意味にしか伝わりませんが
文字でも、言葉と同じように伝わり方があるのではないか
と思い作った作品であるのです。


まあ当時は、だいぶひねくれていたという事だと思うのですが
でもこの、文字の意味を聞いてくれた事に
とってもうれしかったです。