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3月2日、一緒に暮らした義母が94歳の人生を静かに終えました。
息が止まった義母の頭に手をあて、『お世話になりました』と声をかけた途端、込み上げる想いで言葉が続かなかった。
込み上げてきたものは、いったいなんだったのか。
大きな喧嘩なんか一度もない。けど、確執がなかったかと言えば、沢山あった。
転勤族の家に育った私と、何代もここに暮らす、土着の農家を継いだ母との沢山の違和感。
その違和感を少しずつ無くしていくのに時間がかかった。
35年かかった。35年かけて慣れて、やっと家族になったのかな。
お互いに不器用だったね。
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