KYさん 45

私は風邪をひいていた。

 

 

熱があって、

喉がめちゃくちゃ痛かった。

 

 

 

食欲がなく

仕事も忙しかったので

昼食も食べないままで

パソコンに向かっていた。

 

 

午前中はパン教室に行ったKYさん。

 

 

クッキーを焼いたと

かわいいクッキーを

5枚ほど持ってきてくれた。

 

 

 

咳をする私に

「風邪です？」

と気にかけてくれるKYさん。

 

 

 

食欲がないおかげで

喉は乾燥し

ますます痛くなっていた。

 

 

 

「クッキー食べ。クッキー」

「クッキー美味しいから食べて」

 

 

 

いつもの食べて攻撃も

今日ばかりは喉が痛くて

ホントに勘弁してほしい感じ。

 

 

特に乾き物のクッキーは

確実に喉を通らない。

 

 

こんな喉の痛みは初めてだった。

 

 

 

クッキーを食べろと

言い続けるKYさん。

 

 

 

心配してくれてるのは

とてもありがたいんだけど

食欲ないって、

喉が痛いって、

説明してるんだけどな。

 

 

「すみません。

ホントに喉が痛く、、、∑(゜Д゜)‼‼‼」

 

 

 

 

飲み物を飲もうと

マスクを外した私の口に

クッキーを無理矢理入れられた。

 

 

 

 

「食べんと、治らんよ」

 

 

 

笑ってる。

 

 

 

 

喉が痛いんぢゃぁぁぁぁぁo(｀ω´ )o