兵庫県美方郡香美町の小代地域で昭和50年ころまで結婚式で唄われていた「嫁入り唄」です。
「門出」花嫁の家を出るときに唄われ
「道中」は花嫁宅と花婿宅の道中に唄われます。
そして花婿の家に到着して「嫁渡し受け取り」が唄われます。
唄うのは、菅笠、紺の股引にワラジばき、青竹作りの息杖(いきづえ)姿の若者です。
門出
蝶よ花よと 育てた娘
今日は他人の 手に渡す
今日は日も良い 日がらも良いし
連れて行きます 花嫁を
さらば行きます 双親さまよ
長のお世話に なりました
道中
目出度めでたが 三つ四つ五つ
五つ重なりゃ 五世の松
お前百まで わしや九十九まで
共にしらがの 生えるまで
嫁渡し受け取り
来たぞ来たぞ 殿御さんの宅に
据えて納める 末までも
連れてきました 花嫁さんを
納めますぞえ 床の間に
貰い受け取る 荷物とともに
往(い)なしゃせもせにゃ 帰しゃせぬ
主人大国 お内儀(かみ)さん恵比寿
こんど来た嫁 福の神
「門出」花嫁の家を出るときに唄われ
「道中」は花嫁宅と花婿宅の道中に唄われます。
そして花婿の家に到着して「嫁渡し受け取り」が唄われます。
唄うのは、菅笠、紺の股引にワラジばき、青竹作りの息杖(いきづえ)姿の若者です。
門出
蝶よ花よと 育てた娘
今日は他人の 手に渡す
今日は日も良い 日がらも良いし
連れて行きます 花嫁を
さらば行きます 双親さまよ
長のお世話に なりました
道中
目出度めでたが 三つ四つ五つ
五つ重なりゃ 五世の松
お前百まで わしや九十九まで
共にしらがの 生えるまで
嫁渡し受け取り
来たぞ来たぞ 殿御さんの宅に
据えて納める 末までも
連れてきました 花嫁さんを
納めますぞえ 床の間に
貰い受け取る 荷物とともに
往(い)なしゃせもせにゃ 帰しゃせぬ
主人大国 お内儀(かみ)さん恵比寿
こんど来た嫁 福の神