和紙を作る家に嫁いだ嫁のブログ

襟を正して頑張ります。

「京都御所の番組見たよ…」とたくさんの方から、電話やラインを頂きました。


ありがとうございます。


中には、


「テレビで田中さんを見たら、いてもたっても居られなくなって…」と、放送翌日、滋賀県からわざわざ訪ねてきて下さった方があったり、


また、

「私の住む福知山に、伝統を守っておられる丹後和紙、田中さん家族が居られる事を誇りに思います。」

と、こんなもったいないラインをくださる方もあったりで、


大変有り難く、恥ずかしながらも感謝しておりました。


私も、主人と一緒に見ていましたが、


京都御所の美しさを守られているたくさんの職人の方々のこだわりや技に、いたく胸を打たれました。


でも反対に、自分達は本当にこれで良いのか…いや、まだまだ…と、恥ずかしい気持ちにもなりました。


私たちは、代々昔ながらの製法で和紙を作っています。


一枚の美しい和紙を作る為には、たくさんの時間と、人の手をかけなくてはなりません。


また、楮の栽培もしており、現在は、100%自家栽培で原料を賄っています。

おもしろい事に、楮の生育や繊維の質は、育った土地の環境、気候風土によってまったく異なってきます。


地元で育てた楮を和紙作りに使う事によって、

ここにしかない風合いの和紙を作る事が出来る


それが私たちのこだわりなのです。


しかしながら、和紙を作るだけでも大変なのに、楮の栽培までしている…

しかも家族だけで…

本当に大変です。


忙しさは慢性的で、いつも仕事に追い回され、

一枚一枚丹念に…とは言いつつも、どこか馴れ合いになっていたかもしれない自分たちに、

今回の番組を見せてもらって気がつきました。


これを機に、もう一度気を引き締め直して自分たちの仕事に向き合いたいと思います。


まずは、自分の目の前の事から…

ひとつひとつ…
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