「たにぬねの」のブログ

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texto_009

2006-02-28 22:29:34 | texto
文字情報を中心にした私的適当配信、texto_009です!
今回(009)は
☆今月のお薦め_02.2006
☆野球の神様
を提出します。
おまけで文字情報・報textoらしくあるため、野球の神様に出てくるヘッドで特許ごっこをします。この投稿で貼り付けてある図はヘッド特許ごっこがらみです。
さて、気がつけば一桁最後のナンバー。サイボーグ009なら全員揃っちゃいました。003で書いた多目的救済艦がフラソワーズぽくっていいね(無理矢理かなぁ)。

☆今月のお薦め_02.2006
キャプテン・フューチャー全集9 エドモンド・ハミルトン(野田昌宏訳:東京創元社)の解説(辻真先)ならび付録

当然ながら、本編も面白いです。けど、敢えて、解説と付録をフィーチャー。
というのも1978年からNHKで放送されたアニメに関する情報が書いてあったからです。
残念ながら、それ程、再放送されてないと思うので私自身、内容についての
記憶は曖昧ですが、一回目の放送も楽しく見ていた記憶はあります。

主人公達が活動力に満ち溢れた科学者っぽくて好きです。
スペースオペラっていうのは楽しいです。
小説を読むにあたり、曖昧だった記憶に、そういえばこんなのあった
思い出す楽しみがあって(全集9には放映分なし)、

本アニメがおもしろかったことを再認識させてくれます。
なので、本作品のたくさんの脚本を手がけた解説の辻さん、
そんなに自虐的にならないで、と思ってしまいます。
なんせ、裏のアニメも強かったはず(そっちも見ていた、というのも、、、。)。
でも、制作時の事がいろいろわかって、楽しい解説です。

ドイツで当たったという情報はうれしい限りです(裏番組もドイツで受けたらしい
。ハインリッヒもいるしな。関係ないか)
で、付録でNHK放映時のタイトル、放送年月日、(原作邦題、)演出、脚本、作画監督情報が載っていて非常にグッドでした。

と、個人的な趣で内容紹介をほとんどしませんが、ここまでいうなら
キャプテンフューチャーっておもしろいかもと思われた方、
この機に読んでみてください。
文庫の割にはお値段が高いと思われるかもしれませんが
1ページが40文字以上×20行弱で500ページ前後?で内容量多しです。

ちなみに、翻訳している野田さんはポンキッキを作った方です。
で、フジテレビ30周年の記念番組で司会のさんまさんに野田さんがポンキッキネタで
いじられていたのが未だに忘れられません。


ストーリー
☆野球の神様
 夢の中にいるということは分かっている。
 少なからず肩の消耗説を信じている俺は最小限の投球数でプロ野球入りを果たすべく、成長に合わした筋トレと力学を裏付けとして磨いた変化球を武器に東京六大学で唯一国立大学の野球部に所属する投手としてマウンドに立っている。
 打席にいる相手は今や、メジャーリーグーで大活躍している男だ。俺の決め球を奴はいとも簡単にスタンドに放り込んだ。力の違いに愕然としてうなだれたところで目が覚める。

 夢の内容は学生野球時代の実際の経験で、以来よくみる嫌な夢だ。目が覚めた俺はパソコンの前に座っている。家庭用プリンターとして普及しているインクジェット方式のインクを吐出するヘッドについてシミュレーションを行っていたのだ。
インク吐出用の小さい穴;ノズルとインクを溜める部分を持つヘッドはインクを紙など対象物に吹き付ける役割を担っている。インクをヘッドから押し出す方法は幾つかあるが、ノズルから小さな球;液滴として吐出されたインクは対象に点;ドットとして着地する。このドットが小さく、真円に近く、着地位置が正確なほど精密な画像・パターニングが達成できる。

 インクを溜める部分の容積を変化させて、インクを押し出すタイプのプリンターヘッドは砲丸投げのイメージに似ている。インクを押し出すだけではインクの着地ばらつきが出やすいので手首の返し;リリースによる柔軟さを加える要領でインク押し出しを行い、インク着地の正確さ;ロケーション精度をよくしている。
俺は投手経験を活かし、変化球の如く、ノズルから吐出された微小液滴に意図的な回転を生じさせることでさらにロケーション精度を高める改善に成功した。

 実施例の一つを紹介すれば、従来技術が一ノズルに一点による容積制御しか設けられていないのに対し、一ノズルに二点もしくは三点制御のシステムを設けたことである。こうして微小空間においてもコントロール抜群のカーブを再現することができた。

 職場では医療・生物機能分野や半導体分野などインクジェット技術の様々な応用展開を視野において開発を進めている。機械的複雑さが増すため複数点制御ヘッドの作成は容易ではなく、シミュレーションによる複雑ヘッド開発が現在の私の課題である。

 学生時代にプロ野球を目指していなければ俺自身が液滴に意図的な回転を与える技術に気付くことはなかっただろう。子供の頃、スローカーブと速球の組合せにより緩急をつけた投球をするプロのピッチャーに強烈に憧れた。
 しかし、野球の神様は残酷だ。あいつにホームランに打たれた瞬間、俺の野球熱は醒めた。プロを断念して、流体力学、材料特性を必死に学び、電気メーカーに就職し、インクジェットのヘッド開発部門に配属され、変化球と同じ理屈で社長賞までもらった。研究開発は飽きることがない。最近では五点制御のシミュレーションに入った。まさに投球の握りだ。

 五点制御のシミュレーションの計算量は半端ではなく、現状の環境では計算が終わるまで数時間を擁す。それだけに計算の初期、境界などの設定条件を間違えると時間的損失は大きい。
 シミュレーションを開始して三十分もすれば設定条件の妥当性が判明するので、帰宅一時間前に計算を開始し、出だしの様子を確認してから退社するつもりでパソコン前でウトウトしていたわけだ。

 シミュレーションは快調だったので帰宅した。仕事から解放された俺は硬球を未だにポケットに忍ばせているもう一人の俺と向き合うことになる。就寝前の筋トレとランニングは今も続けている。
 皮肉にもシミュレーションの課題が与えられてからあの夢をみる頻度が増えた。床について俺はまた、夢の中にいる。

 あの男が打席に立っている。今までと違ってメジャーのユニフォームを着ている。これまでは六大学時代の格好だったのに今宵は一段と意地悪な夢だ。
それでも、俺は投球モーションに入る。握りはさっき、会社でシミュレーション設定した握りだ。ストライクゾーンからボール半分外した低めに縦変化のカーブを投じる。狙ったところに寸分違わずボールは収まった。男はいつでも打てるといわんばかりに平然とボール球を見送った。なんて、夢だ。

 それでも夢から覚める気もなく、ボールを握りしめる。指の関節を外した、はじめての握りだ。だが、なんとなく、これから投げる球種の変化が分かる気がした。思いっきり振りかぶった俺は指が攣った状態で目を覚ます。
もう朝で、時刻的に少し早かったが職場に急ぐ。シミュレーション結果は夢の中の投球同様にこれまでより一桁高い精度をはじき出していた。そして、夢の中の関節を外した握りに則したシミュレーションの条件を入力する。

 半年後、俺は回転数が驚くほど少ない変化球を軸とした投球術をひっさげてメジャーのマウンドにたっている。インクジェットの神様と友達の野球の神様は在た!。

素直な話の組み立てになった気がするのでもう少し、野心的な登場人物を揃えて、リメイクしてみます。”プロ野球投手・阿房の画策”なんて感じにしようかなぁ。出来たときはまた、読んでやってください。

おまけの特許ごっこです。第1実施形態の図がこのページの貼り付け画像です。
【要約】
【課題】 液体を格納する部分及び液体を吐出する機構を備え、吐出する液滴に力を供与できる仕組みを持ち、容易に液滴に制御された回転を遂行させることができる機構及び運動装置を提供する。
【解決手段】通電することで変形する板状の膜や吐出用の不均一な穴により格納された液体に制御した力を加え、液滴に任意の回転を与えることを特徴とする。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
液体を格納する部分及び液体を吐出する機構を備え、吐出する液滴に力を供与できる仕組みを持ち、容易に液滴に制御された回転を遂行させることができる機構及び運動装置
【請求項2】
吐出する液滴に力を供与できる仕組みに通電することで変形する板状の膜を持つことを特徴とする請求項1に記載の機構及び運動装置。
【請求項3】
吐出する液滴に力を供与できる仕組みに吐出箇所を立体的な空洞を持つことを特徴とする請求項1に記載の機構及び運動装置。
【請求項4】
偏在した立体的な空洞を持つことを特徴とする請求項1と3に記載の機構及び運動装置。
【請求項5~x】
略。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、格納した液体を吐出し、液滴に力を供与する仕組みに関連した発明である。
【背景技術】
【0002】
求められるパターニング精度は上がっている。精度を上げることでインクジェット技術の応用分野は広がる。吐出後の飛行中の液滴の制御は難しく、正規分布的な散らばりをみせる。超音波、温度、圧力など飛行中の液滴の環境を制御する技術開発が報告されている。
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
しかしながら、飛行する液滴を環境的に制御するには飛行する液滴に対して圧倒的なエネルギを必要とする。また、吐出される液滴自体も単純な押し出しだけでは液滴内の対流が一滴ごとに違い、パターニング精度は荒くなる傾向にある。
【0004】
本発明は、上記事情に鑑みてなされたもので、液体を格納する部分及び液体を吐出する機構を備え、吐出する液滴に連続的な力を供与できる仕組みを備えたものであって容易に吐出する液滴に力を供与できる仕組みを持ち、容易に液滴に任意の回転向き、数を制御することができる機構及び運動装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0005】
上記目的を達成するために、本発明の連続的な力を与える手段としては、独立して変形する複数の圧電素子膜を用いる、または独立した複数の縦振動式の圧電素子を用いる、または偏重した空洞を用いることを特徴とする。
本発明によれば、吐出された液滴に任意の回転向き、数を制御することができる。すなわち、従来においては吐出時には発生する液滴ごとの滴内の対流よる液滴着弾の全方位の正規分布的な散らばりを任意な回転方向・回転数を与えることで、、、(以下略)

【00HY】
上記目的を達成するために、本発明の運動機構は、吐出する液滴に連続的な力を供与できる仕組みを持ち、本発明によれば、容易に液滴に任意の回転向き、数を制御することができる。そこで、本発明は、例えば、(以下略)
【発明を実施するための最良の形態】
【00XY】
以下、本発明の実施形態に係る液体を格納する部分及び液体を吐出する機構を備え、吐出する液滴に力を供与できる仕組みを持ち、容易に液滴に制御された回転を遂行させることができる機構及び運動装置について、説明する。
<第1実施形態>
本実施形態は通電により変形する圧電素子Aと圧電素子Bからなる膜と液体を格納する部分、液体を吐出する穴を有して構成されている。
【00XY+1】
圧電素子Aと圧電素子Bからなる膜は、通電をすることで伸縮し、液体であるインク格納部の容積が大きくなり、吐出部付近のインクは格納部内に完全に収まっている。圧電素子A系と圧電素子B系はそれぞれ電気回路的に独立していて、同心円状に近い形状で内側に位置する圧電素子Aを取り巻くように圧電素子Bがあり、それぞれいびつな線で接するように配置している。圧電素子Aと圧電素子Bをともに通電した状態からAの通電量を少なくする、なくすことで圧電素子Aがの収縮し、吐出部からインクの一部がせり出す。このとき、いびつな圧電素子Aの形状により、インクに力が加わり、大きな滴(しずく)は任意な回転をする。さらに圧電素子Bの通電量を少なくする、なくすことで圧電素子Bは収縮し、滴は液滴となって、飛翔する。このとき、液滴化したインクは任意な回転をしている。
(以下略)
<第2実施形態>(以降略)
【00WX】
本発明は、
以降、プロ野球投手阿房の画策につづくかも。

以上、特許ごっこでした。<第1実施形態>のイメージしたのが
貼り付けた図です。

今回もお読みいただき、大変ありがとうございました。   たにぬねの

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1 コメント

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Unknown (Unknown)
2006-03-22 12:40:41
トーナメント2連勝!で優勝。



ロサンゼルス以来、日本の野球と野球レベルの高さを

うったえてきた(つもり)の私としてはうれしい。



しかし、おごることなかれ。

WBCに限れば

決勝トーナメント前、3勝3敗。

トータルでは5勝3敗。

韓国に1勝2敗。

米国に1敗。

キューバに1勝。

まだ対戦していない国は数多。



ウルグアイは今年のW杯にも出ない。

日本もそうならないように。



そして、WBCがなくならないように

より価値が高まるようにつとめなくてはいけない。



結果論であるが

5勝3敗で優勝の意義は非常に大きい。



ところで、決勝戦9回表の

バントによる進塁を阻止された後の

西岡さんのバントヒットの試みと成功は素晴らしく、



その後、イチローさん、福留さん、よく打った!
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