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→♂♀←_no.31_2014:レクサス星が丘の奇跡

2014-11-19 22:01:36 | 今月のお薦め_XX.20XX
No.1トヨタのおもてなしレクサス星が丘の奇跡 志賀内泰弘 PHP
NO.1トヨタのおもてなし レクサス星が丘の奇跡
志賀内泰弘
PHP研究所

 レクサスユーザーなどもってのほか、購入の検討を口にすることもできない輩が、あるいはハルキストであれば、ある小説に登場するレクサスショールームのモデルの噂があることにかこつけることもできるかもしれないが、そうでもないので、読むことも許されない気もするが、そこはただのミーハー、星ヶ丘駅近くにあるレクサスの評判や小説登場のお店のモデルらしいを耳にしただけと、かつて(レクサス星が丘ができる前)近くにあるボウリング場に時々行ったことがあるだけで図々しくも感想まで述べてしまうのだ。もちろん、本書を参考に事業を起こそうなんて考えもなく、本当に読む正当な理由が見当たらないなぁ。

 ということで単に実生活で味わえないセレブ感?観?(セレブな感じ、セレブな世界観)を垣間見たく、気楽に読みはじめたのが真相であろうが期待は裏切られることもなく、読んでいると大好きな漫画家さんの一人である石森(石ノ森)章太郎さん原作のホテルを舞台にしたドラマの音楽が流れてくる気分に。

 ドラマでは一回の放送で話が完結するように大方つくられる。本の中で紹介されるエピソードもある程度のページ数で語られる。結果、ドラマも本書も掻い摘んだイイトコドリな表現になりがちであるが、それがいい(のは某ドラマのファンの方にはご理解いただけるのではないか)。時々、体が濃い味を求めるようなものか。大事なことを凝縮した文字の集まりは事細かく具体的に書き並べるより、それぞれの実生活の延長上にある極上サービスとして感じ易くなるのかも。素敵なお料理の味に対する感情表現において、小説などその主眼がおいしい理由・おいしさの具体性でなく、食した人間の評価(感動)を伝えることが大事なのであれば、具体的な味を叙述しなくても、「おいしい」という評価だけであればあとは、まったく同じ味でないだろうけど、読み手それぞれがこれまでおいしいと感じた感動の記憶を元に何倍(百倍のオーダー?)かすることで、正しいかどうかはともかく想像で擬似感動に浸ることも叶うだろう。

 架空な存在プラトンはまだしもレクサスショールームも訪れたことがないが、あったかいサービスを受けることを思い浮かべることは楽しいことなのである。

 本当はこういった感想でなく、本書で読んだことを実生活で如何に活かしたいか、実際にやらなくてもどのような方法があるかかくべきなのかもしれない。実際、たくさんのヒントを提供してくれる書籍であったと思う。けれでも、温かい気持ちになったことが読後最大の感想であると強調して終わってしまおう。

 といいつつ、最後に飛び込み修理に対する積極的な姿勢の顕れであろう、レクサス星が丘における年次毎の修理・点検などの入庫台数を奇跡の一つして挙げさせていただきます。


平成23年度10385台、24年度10789台、25年度13507台


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 ところで、ボウルや地下鉄駅名では星ヶ丘であるがタイトルには「星が丘」。本を手にする段階でひょっとしたら名古屋のお話ではないのかもと思ったので中身をみて、嬉しさを否定する作業をしないで済んだが、過去、千種や鶴舞などで長い間勘違いしていた経験もあったので星が丘と星ヶ丘について別途(軽く)調べてみると、

正式な町名としての、もっとも狭い意味での「星ヶ丘」(ほしがおか)(1-2丁目)は、地名の由来となった旧星ヶ丘団地(現在の「アーバンラフレ星ヶ 丘」)の地区のみ。他に「ほしがおか」の地名を冠する「星が丘元町」(ほしがおかもとまち)・「星が丘山手」(ほしがおかやまて)の町名があり。レクサス星が丘の住所は「星が丘元町15番7号」でした。

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