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→♂♀←_no.17_2011:軌道エレベータ_宇宙に架ける橋

2011-10-29 22:19:22 | 今月のお薦め_XX.20XX
軌道エレベータ 宇宙に架ける橋 石原藤夫・金子隆一共著 裳華房

瀬戸内龍を軌道エレベータがある時代の黎明期における産物として
再構築するために読んでみました。小さい頃から避けて通ってきた軌道エレベータ。
回避してきたとはいえ高校物理の力学弱で理解、または思考してきたことを
確認できたり、歴史的なことが把握できたり、他の文献は読まなくてよいかなぁって
感じにうまくまとまった一冊でした。

でも、個人的に避けることにピリオドを打った私にとって、
もう少し、軌道エレベータについて学ぼうと思わせてくれる導きの良書でした。
出版が97年ですから、今時の流行りにはアンテナを、
クラーク作品には手を、伸ばすことは最低限のノルマかなぁ。
(ノルマを果たさないのは得意技)
09年に早川書房から文庫が出ています!。

西経90度付近ガラパゴス諸島の真上や東経73度付近インド洋のモルディブ諸島の真上の2つのポイントが重力ポテンシャルの低い場と知られており、静止タイプの軌道エレベータを建てる場所に向いているという説明は印象的でした(ここしか駄目、ここが望ましいっていうのは嫌ですけどね)。モルディブ上空のがより安定しているとかで、クラーク卿のお住まいの近くですね。

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