2.仮ルービックキューブの造り、状況説明の仕方について_小説ルービックキューブの揃え方_船旅編
乙女は思うのだ、ルービックキューブというものは点と線と面が同じような大きさ、スケールになっている凄いパズルであると。
このパズル縦横高さに3つずつで3×3×3などと表記される計27個の立方体っぽい部品より構成されるイメージを持ちたくなるが現実的に考えれば部品が立方体でも四角柱ですらないことは分かる。実は27ピースの立体部品は3種類に分けられる。そして、それぞれ点と線と面の性質を露にしていることが乙女を感心させている。ルービックキューブの隅にある8ヶ所の部品は1つの頂点から3つの四角形を六面体の表面にさらしている。隅と隅の間にある12個の部品は2つの四角形を表に出している。各面の真ん中、すなわち6つの部品は1つの四角形のみが表面に出ている。
乙女は思うのだ、隅にある8ヶ所の部品は頂点である点、隅と隅の間にある12個の部品は辺である線、各面の中心にある6つの部品は面であると。
とりあえず、「ルービックキューブというものは点と線と面が同じような大きさ、スケールになっている凄いパズルである」と乙女が思ったことなどは大事ではない。眼前の問題について、先ずやるべきことはチャットをするためにキーボードを叩くこと。基本、乙女の先輩が船上で出会った男の子がルービックキューブを持ち、その横で先輩が男の子が両親から使用を許されているパソコンを使って乙女とチャット。
乙女:ルービックキューブを持ってください。
先輩:(男の子が)持ちました。
乙女:正面にある面の中心の色は何色ですか。
先輩:中心って?。
乙女:どの面にも縦に3つ、横に3つ、ほぼ正方形といっていいかしら、9個の四角が並んでいます。別の言い方をすれば、1つ四角形を(4隅とその間に1つずつの4つの計)8個の四角形に囲まれた状態です。
先輩:3×3あるいは1を囲む8、うん。そうなってる。たまにルービックキューブで3×3何て言葉を耳にするけど、1つの面を構成している9つ四角のこと を表現してたんだ。8つに囲まれた1つと言う表現は耳慣れないけど中心の四角が分かりやすくなる、お尋ねの色は赤だ。
乙女:手前の中心は赤ですね。今、(1番)上の面の中心は何色ですか。
先輩:青。
乙女:先輩、それでは向かって右の面の中心は何色ですか?。
先輩:緑。ちなみに左は黄(色)だね。
乙女:ありがとうございます。正面の赤の反対側、一番向こうの面の中心の四角の色は何色?。
先輩:オレンジ、橙色。で真下が白。
乙女:6つの面の中心が分かりました。ありがとうございます。
ローマ字(※)で丁寧気味な文字を打っている状況におかしくなると同時に、説明と言う形で先輩と自然に会話をできるのが楽しい。
※:本文では表記は日本語変換済み
乙女:一度、適当に回してみてください。適当なんていわれると、やり辛いか、そうですね、10数えながら何回かいろんな方向へ回してください。で、そのあと、(中心にある)赤を正面に向けてたら、教えてください。
少年は数えながら、ガチャガチャ回し、正面に赤を向けたことを男に合図する。
先輩:むけたよ。
乙女:(奥の面を除いた)上下左右のどこかの面に青があると思いますので、赤正面のまま青を上にしてください。そうすると、さっきと同じように右に緑、左に黄(色)、下の面の中心には白で奥の面(の中心)はオレンジになっていることを確認してください。
先輩;(さっきの色の配置も)そうだったっけ。
乙女:先輩は(直)前のチャットの痕を見直せば確認できると思いますが、彼(男の子)には、もう一度、確かめてもらった方が納得しやすいかも。
先輩は男の子に、今の位置関係を覚えてから、もう一度、乙女から言われ操作をやってみるように促し、チャットの履歴で色の配置を確かめ、彼女の指摘通り だったので、おおっと言う感じになったころ、少年も操作を終え、パソコンの画面を覗いてきたので、男性陣揃って納得で先輩はキーを叩く、
先輩:本当だ、そうか、面の中心の位置関係は保たれるわけだ。
話題が中心の位置関係についてなので乙女はルービックキューブが3つ種類の部品から構成されることを先輩に説明した。ルービックキューブというものは点と線と面が同じような大きさ、スケールになっている凄いパズルであるという彼女の感想を交えながら。言うまでもなく少年には先輩から説明して貰っている。
先輩:ルービックキューブには隅にある頂点キューブ、その間に辺キューブ、各面の中心にある面キューブの3種類の部品がある。四角いイメージがある27個、違う、違う、9+8+9だから26個のパーツが同じものではないことは分かっていたはずだけど言われるまで8つの頂点・12の辺・6つ面の性質を持つ3種類しかないなんて考えたことなかった。さらに当たり前だけど、どれだけ動かしても隅は隅、辺は辺、面は面の位置にしか移動しない。で、面のキューブ同士のそれぞれの位置関係は変わらない。そりゃあそーだわな。回す方向の4つの面は動かすとはいえ、90度ずつに配置された関係がそのままで回転するだけだもんな。ということは隅や辺のキューブの位置関係にも何か法則性めいたものがありそう。
乙女:いい勘してますね。とりあえず、先に進みますが揃えていく段階で隅同士や辺同士のキューブの位置関係についてお話しさせてくださいね。
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乙女は思うのだ、ルービックキューブというものは点と線と面が同じような大きさ、スケールになっている凄いパズルであると。
このパズル縦横高さに3つずつで3×3×3などと表記される計27個の立方体っぽい部品より構成されるイメージを持ちたくなるが現実的に考えれば部品が立方体でも四角柱ですらないことは分かる。実は27ピースの立体部品は3種類に分けられる。そして、それぞれ点と線と面の性質を露にしていることが乙女を感心させている。ルービックキューブの隅にある8ヶ所の部品は1つの頂点から3つの四角形を六面体の表面にさらしている。隅と隅の間にある12個の部品は2つの四角形を表に出している。各面の真ん中、すなわち6つの部品は1つの四角形のみが表面に出ている。
乙女は思うのだ、隅にある8ヶ所の部品は頂点である点、隅と隅の間にある12個の部品は辺である線、各面の中心にある6つの部品は面であると。
とりあえず、「ルービックキューブというものは点と線と面が同じような大きさ、スケールになっている凄いパズルである」と乙女が思ったことなどは大事ではない。眼前の問題について、先ずやるべきことはチャットをするためにキーボードを叩くこと。基本、乙女の先輩が船上で出会った男の子がルービックキューブを持ち、その横で先輩が男の子が両親から使用を許されているパソコンを使って乙女とチャット。
乙女:ルービックキューブを持ってください。
先輩:(男の子が)持ちました。
乙女:正面にある面の中心の色は何色ですか。
先輩:中心って?。
乙女:どの面にも縦に3つ、横に3つ、ほぼ正方形といっていいかしら、9個の四角が並んでいます。別の言い方をすれば、1つ四角形を(4隅とその間に1つずつの4つの計)8個の四角形に囲まれた状態です。
先輩:3×3あるいは1を囲む8、うん。そうなってる。たまにルービックキューブで3×3何て言葉を耳にするけど、1つの面を構成している9つ四角のこと を表現してたんだ。8つに囲まれた1つと言う表現は耳慣れないけど中心の四角が分かりやすくなる、お尋ねの色は赤だ。
乙女:手前の中心は赤ですね。今、(1番)上の面の中心は何色ですか。
先輩:青。
乙女:先輩、それでは向かって右の面の中心は何色ですか?。
先輩:緑。ちなみに左は黄(色)だね。
乙女:ありがとうございます。正面の赤の反対側、一番向こうの面の中心の四角の色は何色?。
先輩:オレンジ、橙色。で真下が白。
乙女:6つの面の中心が分かりました。ありがとうございます。
ローマ字(※)で丁寧気味な文字を打っている状況におかしくなると同時に、説明と言う形で先輩と自然に会話をできるのが楽しい。
※:本文では表記は日本語変換済み
乙女:一度、適当に回してみてください。適当なんていわれると、やり辛いか、そうですね、10数えながら何回かいろんな方向へ回してください。で、そのあと、(中心にある)赤を正面に向けてたら、教えてください。
少年は数えながら、ガチャガチャ回し、正面に赤を向けたことを男に合図する。
先輩:むけたよ。
乙女:(奥の面を除いた)上下左右のどこかの面に青があると思いますので、赤正面のまま青を上にしてください。そうすると、さっきと同じように右に緑、左に黄(色)、下の面の中心には白で奥の面(の中心)はオレンジになっていることを確認してください。
先輩;(さっきの色の配置も)そうだったっけ。
乙女:先輩は(直)前のチャットの痕を見直せば確認できると思いますが、彼(男の子)には、もう一度、確かめてもらった方が納得しやすいかも。
先輩は男の子に、今の位置関係を覚えてから、もう一度、乙女から言われ操作をやってみるように促し、チャットの履歴で色の配置を確かめ、彼女の指摘通り だったので、おおっと言う感じになったころ、少年も操作を終え、パソコンの画面を覗いてきたので、男性陣揃って納得で先輩はキーを叩く、
先輩:本当だ、そうか、面の中心の位置関係は保たれるわけだ。
話題が中心の位置関係についてなので乙女はルービックキューブが3つ種類の部品から構成されることを先輩に説明した。ルービックキューブというものは点と線と面が同じような大きさ、スケールになっている凄いパズルであるという彼女の感想を交えながら。言うまでもなく少年には先輩から説明して貰っている。
先輩:ルービックキューブには隅にある頂点キューブ、その間に辺キューブ、各面の中心にある面キューブの3種類の部品がある。四角いイメージがある27個、違う、違う、9+8+9だから26個のパーツが同じものではないことは分かっていたはずだけど言われるまで8つの頂点・12の辺・6つ面の性質を持つ3種類しかないなんて考えたことなかった。さらに当たり前だけど、どれだけ動かしても隅は隅、辺は辺、面は面の位置にしか移動しない。で、面のキューブ同士のそれぞれの位置関係は変わらない。そりゃあそーだわな。回す方向の4つの面は動かすとはいえ、90度ずつに配置された関係がそのままで回転するだけだもんな。ということは隅や辺のキューブの位置関係にも何か法則性めいたものがありそう。
乙女:いい勘してますね。とりあえず、先に進みますが揃えていく段階で隅同士や辺同士のキューブの位置関係についてお話しさせてくださいね。
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