今年84歳になる父は、5年程前まではしっかりと農業をしていました。
5年前に新しく田植機を購入した時のこと
「新しい機械を覚えるのはもう無理だからお前がちゃんと教えてもらえ」
この時、初めて
そうだ、もう80近いのだから無理はないよなあと軽い気持ちでメーカーさんに指導を受けました。
それでも、次の年も私に操作方法を聞きながら田植えをしていました。
それが、年々教えてもすぐに忘れる、機械の操作方法だけではなく、田植えまでの段取りまで・・・
本格的に一人で(手伝ってくれる人もいます)するようになったのはここ3年程前からです。
今では、所々覚えていることもありますが、うろ覚えなので正直手伝われると逆に邪魔になるだけ。
邪魔ならまだしも、よけいなことをしてくれます。
籾種を温度を見ながら数日浸しておかなければならないのに出してみたり、お米の乾燥をしている時、乾燥機の設定をいじってみたり、目が離せません。
一昨年は籾種の半分を仕方なく捨てて、また一からやり直しです。
また、その次の年は、これから田植えをするっていう苗を全て車に積んで捨てようとしたことです。
幸いその時は我に返ったようで助かりましたが・・・
若い頃から病気や怪我もなく一生懸命働いてきた人なので、忙しくしている農繁期は家で一人待っていると体調が悪くなり、毎日毎日(本当に毎日)朝から
「しんどい、病院へ行く」
本当に顔色も悪く目つきもおかしくしんどうそうなので診察をしてもらうと、どこも悪くないのです。
内科、精神科、心療内科、いろいろな病院へ行きました。
けっきょく、精神的なものだったようで、その証拠に農繁期が終わると症状はなくなるのです。
この間も、私が寝込んでいるとその症状が出ました。
私が元気になって家事ができるようになると、嘘のように元気になるのです。
おそらく不安なのでしょう。
農業を新米の私の任せておけない、ちゃんとお米がとれるかどうか
私が寝込めば頼る者がいない
そんな不安が父を苦しめるのでしょう。
父の認知はまだ軽度ではありますが、お風呂に入っても洗うのを忘れてそのまま出てきたり、孫を姪と言ったり、私をおばあさん(-"-)と言ったり、忘れてしまうことが多くなりました。
夜中にトイレで目が覚めると、寝室の前がトイレなのに迷ったりするので、母が入院してからは父と寝室を一緒にすることにしました。
その日によって波はありますが、今はまだヘルパーさんのおかげで私が会社へ行っている間は、一人で留守番ができます。
ただ、留守の間の大切な用件が私に伝わらなくなったので、自宅の電話は携帯へ転送するようにしました。
お風呂も父の頭と背中を洗ってあげると、あとは自分でできるのでクリアできてます。
昔から、恐い父でしたが、大好きな父です。なんとか認知の進行を遅らせ健康で長生きしてくれればと思っています。
5年前に新しく田植機を購入した時のこと
「新しい機械を覚えるのはもう無理だからお前がちゃんと教えてもらえ」
この時、初めて
そうだ、もう80近いのだから無理はないよなあと軽い気持ちでメーカーさんに指導を受けました。
それでも、次の年も私に操作方法を聞きながら田植えをしていました。
それが、年々教えてもすぐに忘れる、機械の操作方法だけではなく、田植えまでの段取りまで・・・
本格的に一人で(手伝ってくれる人もいます)するようになったのはここ3年程前からです。
今では、所々覚えていることもありますが、うろ覚えなので正直手伝われると逆に邪魔になるだけ。
邪魔ならまだしも、よけいなことをしてくれます。
籾種を温度を見ながら数日浸しておかなければならないのに出してみたり、お米の乾燥をしている時、乾燥機の設定をいじってみたり、目が離せません。
一昨年は籾種の半分を仕方なく捨てて、また一からやり直しです。
また、その次の年は、これから田植えをするっていう苗を全て車に積んで捨てようとしたことです。
幸いその時は我に返ったようで助かりましたが・・・
若い頃から病気や怪我もなく一生懸命働いてきた人なので、忙しくしている農繁期は家で一人待っていると体調が悪くなり、毎日毎日(本当に毎日)朝から
「しんどい、病院へ行く」
本当に顔色も悪く目つきもおかしくしんどうそうなので診察をしてもらうと、どこも悪くないのです。
内科、精神科、心療内科、いろいろな病院へ行きました。
けっきょく、精神的なものだったようで、その証拠に農繁期が終わると症状はなくなるのです。
この間も、私が寝込んでいるとその症状が出ました。
私が元気になって家事ができるようになると、嘘のように元気になるのです。
おそらく不安なのでしょう。
農業を新米の私の任せておけない、ちゃんとお米がとれるかどうか
私が寝込めば頼る者がいない
そんな不安が父を苦しめるのでしょう。
父の認知はまだ軽度ではありますが、お風呂に入っても洗うのを忘れてそのまま出てきたり、孫を姪と言ったり、私をおばあさん(-"-)と言ったり、忘れてしまうことが多くなりました。
夜中にトイレで目が覚めると、寝室の前がトイレなのに迷ったりするので、母が入院してからは父と寝室を一緒にすることにしました。
その日によって波はありますが、今はまだヘルパーさんのおかげで私が会社へ行っている間は、一人で留守番ができます。
ただ、留守の間の大切な用件が私に伝わらなくなったので、自宅の電話は携帯へ転送するようにしました。
お風呂も父の頭と背中を洗ってあげると、あとは自分でできるのでクリアできてます。
昔から、恐い父でしたが、大好きな父です。なんとか認知の進行を遅らせ健康で長生きしてくれればと思っています。