空地でヘクソカズラがいっぱい
9月9日晴れ、朝は少しひんやりとした。
「ヘクソカズラ」に「ヘイサラバサラ」を連想した。
ヘクソカズラ
「名をへくそ かづらとぞいふ 花盛り」 (高浜虚子)
今朝の青空は、秋の雲も現れて。。
空地のヘクソカズラが花盛りを過ぎるように
地面にも白い可愛らしい花がいっぱい落ちている。
「ヘクソカズラ」の花の名に。。。
何んでそんな名に?
って思ってしまうが。(#^.^#)
別名には、「サオトメカズラ(早乙女蔓)」や
「ヤイトバナ(灸花)」もあるようだ。
ツルや葉っぱをちぎるとクサイ臭いがあるところからの花の名だとか。
サオトメカズラの名前で呼ばれたら良かったのにね。
ヘクソカズラは日本に昔からあったようで、
万葉集に「屎葛(クソカズラ)」で詠まれているのだとか
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皀莢(カワラフジ)に 延ひおほとれる 屎葛
絶ゆることなく 宮仕へせむ
(高宮王 万葉集:巻16-3855)
皀莢(サイカチ)は棘のあるマメ科植物で別名はカワラフジノキ。
そんな棘のあるサイカチにヘクソカズラのように
纏わりついて絶えることなく宮仕えしよう。
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ということだそう。
ヘクソカズラって奈良時代からあったんだ。(#^.^#)
白い花いっぱいの「ヘクソカズラ」の名に。。。
先日、読んだ
「髪結い伊三次捕物余話シリーズ」(宇江佐真理)
の話に
「ヘイサラバサラ」の一話が浮かんだ。
娘を亡くした後に不老不死を研究していた医者が亡くなり、
医者の家に謎の物体が残されていた。
物体の名前は「ヘイサラバサラ」。
高価なものかもしれないと思った貸家主は、伊三次に調べてもらうことに。
ヘイサラバサラって何?
から始まった伊三次と息子の伊与太が一緒にうごく。
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「ヘイサラバサラ」は、ポルトガル語。
馬・牛などの胃腸内に生じる結石。
古くは解毒剤として用いられた。
とのこと。
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髪結い伊三次の周りで起きる捕り物あり、人情の機微アリの短編集だが。。
年のせいか、ホロっググっとなる場面が。
この「ヘイサラバサラ」にもホロっ
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