KISSES ON THE BOTTOM(2012 Paul McCartney)
2011年のクラシック・アルバム『OCEAN'S KINGDOM』を除けば、5年ぶりのぽ~ちゃんの新作。とはいえ、ジャズ・スタンダードのカバーという企画ものゆえ割愛したいところではあるんだけど、なにせ久しぶりだし、オリジナルの新曲も入ってるし、次があるかどうかもわからないし、とりあえず概要だけ。
なんやかんやと忙しかったのと、企画ものという気の進まなさもあって、買いにいったのは発売3週間後。
タワレコに行ったらSHM(すげ~・ひえ~・まじ?)仕様の国内版(14曲)と、輸入盤のノーマル(14曲)とDXエディション(16曲)があって、2曲多いという理由で輸入盤のDXエディションにした。
まあ、ぽ~ちゃんが小さい頃に消防士兼バンドマンのジェームズ父さんが弾いていたようなジャズのスタンダードナンバーということで、ぽ~ちゃんのルーツミュージックの一種ということなんでしょう。
こういうのがアルバムのメリハリというかバリエーションとして2、3曲入ってるのは全然OKなんだけど、全編ゆるい雰囲気な上にサウンドもあまり変化がない。
「仕事のあと、家でワイングラスやティーカップを手にしながら聴くアルバムだよ」(ポール・マッカートニー)ということらしいが、音楽を流す時はじっくり聴くかいっしょに歌うかで、そういうイージーリスニングが苦手なオイラには予想通りいささか退屈な1枚。
車の中で歌い飽きたときに気分転換で流すって感じかな(例によって聴き込んだら好きになるかも…)。
一応、ぽ~ちゃんのオリジナルだけ感想を。
08 My Valentine
演奏と楽器の編成上、それらしく聞こえるけど、曲そのものは他のアルバムに入っててもおかしくない感じ。クラプトンがスパニッシュ?ギターで参加(12「Get Yourself Another Fool」では“泣き”入れてます)
http://www.youtube.com/watch?v=FAApccf11hs
14 Only Our Hearts
ノーマル版のエンディング・ナンバー。いかにも締めにふさわしい、映画音楽みたいな雰囲気もある1曲。書こうと思えばどんなタイプの曲でも書けちゃうのがぽ~ちゃんの器用なところ。でも、翁の高い音はちょっとドキドキするなあ。スティービー・ワンダーのハーモニカはさすが!
15 Baby's Request(DXエディションのみ)
『BACK TO THE EGG』収録曲のセルフカバー。もともとこういう曲なだけに大きなアレンジ変更はないけど、最後にちょっとゴキゲンなcodaがついてる。これがありなら『THE BEATLES』の「Honey Pie」もやってよかったんじゃないかと思うけど…。
ちなみに、iTunesの曲データで見ると、ジャンルが“Rock”ではなく“Pop”になっている。
まあ、ぽ~ちゃんも今年で70歳になる訳だしねえ。
また、ジャケ写は娘のメアリーが撮ってるらしい。
あと、CDの中にはパスワード付きの特典カードが入っていて、『iTunes Live From Capitol Studios』からの4曲をダウンロードできました。
(つづく)
CONTENTS
キス・オン・ザ・ボトム | |
ポール・マッカートニー | |
ユニバーサルミュージック |
Kisses on the Bottom | |
Paul McCartney | |
Hear Music |
Kisses on the Bottom -Deluxe- | |
Paul McCartney | |
Concord |
オーシャンズ・キングダム | |
マッカートニー,ウィルソン(ジョン),ロンドン・クラシカル・オーケストラ | |
ユニバーサル ミュージック クラシック |
THE LOVE WE MAKE~9.11からコンサート・フォー・ニューヨーク・シティへの軌跡 [DVD] | |
ポール・マッカートニー | |
ヤマハミュージックアンドビジュアルズ |
THE LOVE WE MAKE~9.11からコンサート・フォー・ニューヨーク・シティへの軌跡 [Blu-ray] | |
ポール・マッカートニー | |
ヤマハミュージックアンドビジュアルズ |