※森山安雄著のゲームブック「展覧会の絵」について豪快にネタばれしています。ご注意ください。
二枚目の絵 - 古城
先に白状しておきますが、前回ここで死にました。
ちなみに今回のプレイにおけるMyルール。
・10回死ぬまではズルをしない。サイコロはちゃんと振る。パラグラフは戻らない。
・10回死んだら、そのときの精神状態によって、ズルをしてもよい。
・油絵で次の世界に飛ぶところでセーブができる。死んだらセーブしたところからやり直し。
いつのまにか、石壁で囲まれた部屋にいた。そこには格子のはまった窓があるだけで、出入り口は無い。外は既に夜になり、空には満月が浮かんでいる。ここは、砂漠の中に建っている城の、そのまた真中に建っている塔である。主人公は眠くなってきたので、素直に眠ることにする。
何かもやもやした夢を見ていたところ、どこかで「ポロン」という音を聞いたような気がした。サイコロを振る。2。風かそれとも無意識のうちにか、和解の旋律を無駄に鳴らしてしまった。おいおい。つーか、前回も同じ展開だった気が。あんまり憶えてないんだよね。しかたがないので起きている事にする。
と、部屋の隅がぼうっと光りだした。それに反応するように、琴も光りだす。前回書き忘れたけど、琴が光ったら何か歌を弾かなくてはならない。うーん。いま和解の旋律を無駄にしたばっかりなので、今度は魔除けの旋律にしよう。魔除けの旋律を「ポロン」と爪弾く。すると、隅の光から声がする。「魔法を封じる必要はありません。私は敵ではないのですから」。うわあ、また無駄使いだ。光は背の高い水色の女になった。こいつが風の精らしい。風の精によると、今この城は砂の精にのっとられており、どうにもならないという。キエフの宝石もどうなったかわからない。
まあ、こちらとしても他にすべは無く、砂の精と戦わなくちゃいけないわけです。この部屋は戦いの旋律を奏でると外へ出られるらしいので弾いてみると、壁がガラガラと崩れ落ちる。ここは塔の5階で、各階には白黒二つの扉があり、全部で10の部屋がある。今出てきたのは5階の白い扉。砂の王はどこかの部屋にいるし、他の部屋には砂の王の配下もいれば、風の精の仲間もいる。なんか急にゲーム的な構造になったね。
とりあえず、5階の黒の扉を開けてみる。中は真っ暗だ。……なんか嫌な予感がするので入らずに4階へ。つーか、前回死ぬきっかけになった部屋がどこか憶えてないんですが。と、下へ降りるはしごに近寄ってみると、腐って崩れていた。黒い扉の部屋に入るしかないらしい。
黒い扉の部屋に入ると、突然扉が閉まり、閉じ込められてしまった。部屋の右の方に行って見ると、テーブルがあり、水のような液体が入った瓶がある。それを手にとってみると、突然、ざらざらした手が左手をつかむ。恐ろしい力だ。思わず液体の入った瓶を振り回す。すると、液体が飛び散り、左手はぐっしょりとぬれる。そして闇の中で恐ろしい悲鳴が上がる。サイコロを振る。コロコロ。4。左手をつかんでいた力が急速に弱まる。どうやら風の精は水に弱いらしい。闇の中で琴が光る。今だ。戦いの旋律を奏でる。すると、闇の中から世にも恐ろしい叫び声が上がり、砂の崩れる音がする。砂は水に弱い、砂は風に弱い、そして砂は音にも弱い!(byジェロニモ)。扉を開け中に光を入れ、ロープを見つける。これで下に降りられる。
次は4階へ。と見せかけて3階へ。前回酷い目に会ったのは、4階だった気がするんだよね。
3階の白い扉の部屋へ。中には樽がある。怖がっても仕方がないので調べてみると、空っぽ。ところが出ようとすると上から砂が降ってきた! サイコロを振る。コロコロ。2。砂の軍団の攻撃だ! と思うまもなく琴が光り、かってに戦いの旋律が鳴り響くと砂は崩れ落ちた。強引だな。死ぬよりいいけど。部屋の中を調べてみると、砂の山の中からサファイヤを発見。やりい。
調子に乗って、3階の黒い部屋にも突入。部屋の中には樽があり、コックから水がぽたぽた垂れている。瓶の中に水を補給。この部屋はこれだけ。踊り場から1階まで降りる。いや、砂の王って2階にいたような気がしたんで。
1階の黒い扉の部屋へ。中には意地悪そうな男が。風の女王に雇われた細工師だそうな。琴が傷ついていたら直してくれるみたいだけど、私のは傷ついてはいない。金貨1枚で、響板を補強することで、弦の色の歌を2つ増やすことが出来るらしい。私金貨2枚しかないんですが……。でも、ここでの消費量を考えるに、将来的に弦が無くなってゲームオーバーって線がありえるきがするんだよね……。まあ、金が無くてゲームオーバーってのはあんまりないと思うので、ここは補強してもらうことに。原点を超えるってのは、別にいいんだよね。和解の旋律は10に。
1階の白い扉の部屋へ。ここは寝室。机の引出しを開けてみると、サイコロを振れと。コロコロ。2。2、多いなあ。机をあけるとガラスの瓶が。既に持ってるけど。さらに「獣脂ロウソク」もみつける。
いよいよ2階へ。まず白い扉から。中は真っ暗だ。ロウソクとマッチがあれば明かりをつけていいらしいけど、ロウソクしか持ってない。あ、マッチがどこかにあるのかな? いったん出よう。
2階の黒い部屋へ。中には水色の衣装をまとった女が。サソリに刺されたことがあるかどうかの分岐があるんだけど、それは前回死んだイベントなのでちゃんと避けてきました。女いわく、3階のどちらかの部屋に水があり、砂の精と戦うには大きな武器になると。知っとるっちゅうねん。結局これだけ。
となると、マッチが手に入るのは4階にあるサソリのいない方ってことなんだけど、サソリに刺されても今の人のところで治してもらえる(と思う)から、安心して4階へ。
4階の白い扉の部屋へ。中は空っぽの棚と大きな窓。やばい気がするので、ここは放置して黒い扉の方へ。
黒い扉の部屋へ行くと、そこは倉庫らしい。ああ、こっちもサソリっぽい気が……。でも怖がってばかりもいられないので、入ってみることに。中で「象牙の指輪」と「黄燐マッチ」を発見。と、足元をネズミが走り抜ける。サイコロを振る。コロコロ。1。ネズミは猛烈な速さで部屋の隅に逃げ込む。それだけ。部屋を出て、いよいよ2階の白い部屋へ。
今度はマッチとロウソクがあるので火を灯せる。部屋の中にはテーブル、燭台、豪華な家具などが並んでいる。そして、壁にはキエフの門のマークのついた油絵が。その絵はどこかの公園のような、昼下がりの庭が描かれている。その絵に近づこうとすると、突然部屋が明るくなり、砂の王が現れる。もう戦うしかない。まずは水を使う。あっけなく勝利。
とたんに一陣の風が吹き、砂をいずこかへ運び去ってしまう。風の女王とその部下が現れ、琴の傷もサソリの毒も直して(治して)くれる。どっちも関係ないけど。宝石はもうこの城には無いそうな。まあ、サファイヤをみつけたんでOK。さらに一つだけ宝をくれると言い、4つの箱を持ってくる。ハートか、スペードか、ダイヤか、クラブか。ここはやっぱり、闇に葬られたクローバーキングの末裔、クラブを選択。女王いわく、「クラブは人間の象徴です」。箱の中には「魔除けの棒」が。これは魔除けの旋律と同じにも使えるし、特に記述のあるときには特殊な使い方も出来る。ってことは、スペードは戦いの旋律で、ハートは和解の旋律ってとこかな。ダイヤは金貨?
何はともあれ、二枚目の絵もクリア。次は「チェイルリーの庭」と呼ばれる広場が舞台。女王は主人公を絵に向かって突き飛ばす、ってオイ!
プロムナード
たいした描写はなし。ってところでセーブポイント。
パラグラフ: 26
戦いの旋律: 7
魔除けの旋律: 8
和解の旋律: 10
金貨: 1
弦の色の歌: 和解の旋律
宝石: ガーネット、紫水晶、サファイヤ
持ち物: 真の楽師の琴、象牙の指輪、魔除けの棒
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